南伊豆アロエセンター（南伊豆町大瀬）が7月26日、南伊豆でくみ上げた水を使ったミネラルウオーター「Minami Izu 天然水 Geo Water（ジオウオーター）」の販売を始めた。

製造ラインの様子（関連画像5枚）

　1982（昭和57）年創業の同社は、南伊豆の温暖な気候を利用してアロエを育て、珍しいアロエを鑑賞できる温室や、原料としてのアロエの提供、アロエエキスを配合した化粧品や食品などのオリジナル商品の製造・販売に取り組んでいる。

　新たに販売するミネラルウオーターは、自社加工工場内の地下水を商品化したもの。渡邉兼房取締役は「約30年間ずっと使っている地下水。南伊豆では他にミネラルウオーターを商品化しているところが見当たらないことから、地域の魅力を伝える一助になればと販売を決めた」と話す。「SDGsへの配慮から、あえてペットボトルではなく、ガラス瓶に詰めている」とも。

　硬度は軟水に区分されるが、さまざまなミネラルも含まれているという。「まろやかな口当たりで飲みやすい。ユネスコ世界ジオパークにも認定される、伊豆半島の大地の恵みを感じてほしい」とアピールする。

　720ミリリットル入りで、価格は480円。同センターの店頭やオンラインショップで販売するほか、地域の宿泊施設や土産物店での取り扱いも調整中だという。