伊豆南エリア(賀茂地域)の高校生が地域で活動する大人から仕事や生き方を学ぶ「賀茂ジモト大学」の講座が8月17日、松崎高校(松崎町桜田)と周辺地域で開かれた。本年度6回目となる今回は、西伊豆町で観光PRや情報発信を手がける小村麻衣花さんが講師を務めた。
同講座は、下田・南伊豆分校・稲取・松崎の4校の生徒を対象に、地域の大人との対話や協働を通じて学ぶ取り組み。年間約10講座を企画し、本年度は7月27日~10月17日の期間に開講している。
小村さんはテレビCM制作会社での広告制作経験を生かし、西伊豆町の地域おこし協力隊として観光PRに従事。映画やテレビ番組、ミュージックビデオなどのロケ誘致・撮影サポートやSNS発信、ポスター制作などを担当した。2024年3月の任期満了後も町内に定住し、「小村商店」を立ち上げて観光PRや情報発信事業を続けている。
当日は「廃虚が聖地に!? ロケ誘致で町をPR!」をテーマに講義を実施。作品のロケ地がファンにとっての「聖地」となり観光誘客につながる仕組みや、賀茂地域が撮影地に選ばれる理由を解説した。座学の後には実際のロケ地を巡り、生徒たちは見慣れた風景を別の視点から捉え、地域資源として活用する方法を考えた。
参加した松崎高校1年の菊池ゆずはさんは「大好きなアーティストがミュージックビデオを撮影した場所を見学できて感激した。町内のさまざまな場所が撮影に使われていることを知り、PRに関わる仕事に興味が湧いた」と話した。
本年度はこのほか、南伊豆町の直売所「湯の花」の渡邊純平店長による直売所の役割に関する講座や、「半農半X」をテーマにした講座などを実施。10月17日には下田市の民宿経営者を講師に迎えた講座を予定している。