下田市須崎の空き家を改修した移住者向け賃貸住宅の完成内覧会が9月19日・20日に開催される。主催は下田市空き家バンク。
同物件は、昨年12月から今年3月にかけて全4回開催された「空き家DIY講座」の舞台となった木造住宅。築約50年で、当初は床が抜けている箇所もあるなど全面的な改修が必要な状態だった。講座では地元工務店「山本建築」の山本剛生さん指導の下、市内外からの参加者が実際の空き家に入り、塗装やしっくい塗りなどの実践的な改修技術を学んできた。
取り組みの背景には、移住希望者が増える一方で、特にファミリー層が暮らせる賃貸物件が下田市内で不足しているという課題がある。放置されていた空き家を移住者が暮らせる「使える家」へと再生することで、需要と供給のミスマッチ解消を目指す。
当日は、DIYによって生まれ変わったキッチンや洗面台、丁寧に仕上げられたしっくいやペンキの壁などを見学できる。併せて、移住相談やDIY相談、空き家活用に関する個別相談も受け付ける。
企画を担当した地域おこし協力隊の大野朋子さんは「改修したキッチンや洗面台は高価な設備ではなく、とてもシンプルなもの。実際に見て『この程度の手入れでも十分に心地よい住環境を作れる』と実感してもらい、空き家を直して賃貸に出すオーナー側の心理的ハードルが少しでも下がれば」と話す。「入居者が決まると内部を見る機会はなくなるため、ぜひこの機会に気軽に足を運んでほしい」と呼びかける。
開催時間は両日とも10時~16時。入場無料。事前予約フォームで申し込みを受け付ける(当日参加も可能)。詳しい所在地や近隣駐車場は予約時に案内する。