ジビエやキンメダイなど地元の食材を使った料理とスペイン産ワインを提供する「ワインとお肉料理 レストランMINORIKAWA(みのりかわ)」(下田市一丁目)が8月24日で15周年を迎えた。
店を営むのは、下田市出身の御法川輝雄(あきお)さんと愛知県清須市出身の麻子さん夫婦。麻子さんは学生時代、東京・吉祥寺のスペイン料理店「ドス ガトス」でアルバイトを始め、同店で働いていた輝雄さんと出会った。2人はスペインへ渡り、バスク地方のレストラン「マルティン・ベラサテギ」などで修業を重ね、2009(平成21)年に帰国した。
下田での開業は、釜飯店「みのり川」を営んでいた輝雄さんの父からの声がけがきっかけ。間借り営業を経て、2011(平成23)年に元喫茶店の物件を居抜きで改装した。
テーブル席14席を備える店内は間仕切りや調度品を生かし、入り口付近にあった木製電話ボックスは酒類の販売窓口として改修するなど、レトロな雰囲気を残している。今年7月、輝雄さんの父が50年営んでいた「みのり川」が閉店。店頭には譲り受けた看板も掲げている。
料理には下田の野菜や魚を積極的に取り入れ、今ではジビエ料理は同店の代名詞となっている。数年前には、常連客から寄せられた「良いワインを買いたい」という声をきっかけに、一念発起して酒販免許を取得。現在はスペイン滞在時に知り合った生産者を招く「ワインの会」も定期的に開き、好評を博しているという。
料理はコース仕立てで提供。「肉メインのコース」(5,500円)、「魚と肉メインのコース」(6,600円)、「下田産スッポン入りコース」「ジビエコース」(以上8,800円)などをそろえる。イベリコ豚サラミ各種やガスパチョ(冷製スープ)、チーズなどもコースに付けることができる(料金別途)。事前予約でデザートをお祝い用プレートに変更することもできる。
麻子さんは「下田の人は地元への愛着が強く、スペインの人々と共通する温かさを感じる。香煎(こうせん)通りに店が増え、通り全体がさらににぎわえば」と期待を込める。
11月14日には「サンブラスワイン会」を開催予定。会費はワイン試飲と料理付きで5,000円。予約は電話やインスタグラムのDMで受け付ける。
営業時間は17時30分~21時30分。月曜定休(祝日の場合は営業)。