南伊豆町の弓ヶ浜海岸で8月31日夜、アカウミガメの卵が孵化(ふか)した。7月11日に産卵が確認された110個のうち98匹が無事に誕生した。
同町では「南伊豆町ウミガメ保護条例」に基づき、町教育委員会とウミガメ保護監視員が保護活動を行っている。7月11日に同海岸で6年ぶりとなるアカウミガメの産卵が確認され、110個の卵を砂浜に設けた保護小屋へ移して見守りを続けていた。
当日は19時40分ごろ、保護監視員が保護小屋内の砂の状況に変化があることを確認し町教委へ連絡。駆けつけた職員と監視員が立ち会う中、20時50分ごろに砂の中で動く子ガメの姿を確認し、22時20分ごろに砂の上へ這い出してきた。
状況を確認した結果、孵化した個体は98匹で、未孵化卵3個、腐食卵8個、死骸1匹だった。未孵化の卵3個は引き続き保護小屋で経過観察を続ける。
ニュースを聞いた町民からは「一匹でも多く元気に育ってほしい」「大きくなったウミガメが、また南伊豆で卵を産んでくれたら」などの喜びや期待の声が聞かれている。