屋台が集まる会場で、ダンスや音楽などのステージパフォーマンスに加え、さまざまなアクティビティーやワークショップも展開するイベント「ほし☆そらシネマIZU（いず）サマーフェス 2023」が7月29日、熱川温泉しおかぜ広場（東伊豆町奈良本）で開かれる。

クライマックスの打ち上げ花火（前回の様子）

　地元有志による「ほし☆そらシネマIZU」が主催し、地元企業の協賛や「東伊豆町提案型まちづくり補助金」を活用して開く。

　コロナ禍でさまざまなイベントが中止になる中、子どもたちに思い出に残る体験をプレゼントしたいと、2020年夏、町民有志が映画上映会を開いたのが始まり。その後も緊急事態宣言や悪天候に悩まされながらも、地元の子どもたちに向けたイベントや出店を重ね、昨年8月の開催時には約1200人が訪れるサマーフェスにまで成長した。

　今回は「メキシコリゾート」をテーマに、「Che! Empanada」によるアルゼンチンソウルフードや、地元焼き肉店「junjun」によるタコス、静岡県東部を中心に回るキッチンカークレープ店「LinoLino」などの飲食店が出店する。

　メキシコの祝い事にちなんだ「ピニャータ」や、コーンの間をジグザグに走ってタイムを競う「ジグザグラインタイムアタック」などのアクティビティーも用意し、アロマジェルやアクセサリーを作るクラフト体験も出店する。

　ステージには、地元のダンスチームや、東伊豆町地域おこし協力隊としても活動していた歌手・高瀬真由さんも参加するバンド「papupapopou」などが出演する。

　屋外映画会では自主映画制作に奮闘する小学生たちの姿を描いた「ラストサマーウォーズ」を上映し、イベントの締めくくりには、隣町・河津町の栖足寺と協力してのプロジェクションマッピングと打ち上げ花火を行う。

　「ほし☆そらシネマIZU」代表の鈴木香織さんは「目の届く範囲で、皆さんに楽しんでもらえるよう準備している。子どもはのびのび、大人はゆったりと過ごせる時間になれば。町外の人もぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。

　開催時間は12時～21時。映画上映は19時10分から、クライマックスのプロジェクションマッピングと打ち上げ花火は20時30分からを予定する。