松崎町で10月1日、外部人材の発信力や人脈を生かして地域活性化を図る「ふるさと松崎 共創アンバサダー」制度がスタートする。同日、松崎町環境改善センター(松崎町宮内)で第1号となるアンバサダーの委嘱式と記念ライブが行われる。
芸大出身の和楽器トリオ「SAKURA J SOUNDS」、松崎町描いた楽曲も(関連画像5枚)
同制度は、町に愛着を持ち各分野で活躍する人物をアンバサダーに委嘱し、単なる情報発信にとどまらず、経験や人脈・知識を生かした意見交換を通じて「町と共に(共創)」まちづくりを進める取り組み。同町では4月から「ふるさと松崎 学生アンバサダー」制度を始めているが、町担当者によると「学生アンバサダーとは異なる視点から、関係人口の創出や持続可能な地域づくりを目指す」という。
初代アンバサダーには、ソプラノ歌手のソネタエコさん、和楽器ユニット「SAKURA J SOUNDS(サクラ ジェイ サウンズ)」の2組が就任する。2組とも松崎町ゆかりの楽曲を手がけていることが委嘱の契機となった。
静岡県出身で「地域活声家」としても活動するソネさんは、2017(平成29)年に「FULL-SATOプロジェクト」実行委員長として住民と共に「松崎町のうた」を制作。その縁で町の自然や人情に魅了され、約5年前、同町へ移住した。現在は松崎町と沖縄県那覇市の2拠点で活動しながら、町内の伊那下神社社務所などで毎月、「こころうた会」を開くほか、ユーチューブチャンネル「わっしょい松崎」を通じて町の魅力を発信している。
SAKURA J SOUNDSは、東京芸術大学出身の玉置ひかりさん(篠笛)、石本かおりさん、松井咲さん(共に箏・十七絃)による和楽器トリオ。「日本の美しい景色を日本の楽器で表現する」をコンセプトに松崎町を訪れた際、広がる海や空、棚田の美しさに感銘を受け、町の情景を音で描いた全6曲入りのサードアルバム「うみも、そらも」を今年7月にリリースした。
当日は同センター文化ホールで記念ライブを開催。2組がそれぞれ楽曲の演奏を披露した後、クライマックスには両者のコラボレーションによる「松崎町のうた」の演奏と来場者との合唱を予定している。
同町企画観光課の担当者は「単に情報を発信するだけでなく、共に知恵を出し合いながら町を盛り上げていきたい」と意欲を見せる。
記念ライブは12時15分〜13時。入場無料、予約不要。駐車場は中瀬邸駐車場などを利用できる。