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「ただいま増やそう」南伊豆で田舎留学 大学生47人がそば栽培や教育交流

新そばプロジェクトのキックオフに集まった関係者と学生ら

新そばプロジェクトのキックオフに集まった関係者と学生ら

 南伊豆町に首都圏の大学生47人が滞在し、地域住民との交流や産業体験、学校での連携授業などに取り組む「つながる田舎留学2026」が9月10日~16日、町内各地で行われた。主催は南伊豆町と田舎留学プロジェクト運営局。

ミッションリストを活用し地域の子どもたちと交流する学生(関連画像11枚)

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 同プロジェクトは、町内に大学がなく高校卒業後に多くの若者が町外へ流出する「若者の空白」を解消し、継続的に地域と関わる「関係人口」の創出を目指す取り組み。2023年度に早稲田大学の地域連携ワークショップで学生が提案した企画が南伊豆町に採択され、町の公式事業としてスタートした。今回は早稲田大学、慶応義塾大学、明治大学、成城大学などに通う学生が参加。「ただいまを増やしに行こう。」をコンセプトに、1週間の共同生活を送りながら町内各地で多面的な活動を展開した。

 滞在中の大きな柱となったのが、南伊豆で「日本一遅い新そば」の生産を目指す「南伊豆新そばプロジェクト」。地元の飲食店「蕎麦(そば)切り 明日葉(あしたば)」、「マザーアースクラブ」、「アグリビジネスリーディング」、同運営局の4者が連携し、下小野地区の畑約3反でそばを栽培している。栽培から収穫、加工、販売までを町内で行う「6次産業化」を目指しており、10月24日には畑で「花咲く!そば祭り」の開催も予定している。

 教育現場との連携にも注力し、町内の小中学校や高校を訪問。大学生と日常的に接する機会が少ない地元の子どもたちに向けて、大学での学びや学生生活、多様な進路の選択肢を伝える授業や交流を行った。学生にとっても、子どもたちとの対話を通して地域の教育や暮らしのリアルに向き合う契機となった。

 活動拠点となっている古民家「ここいな」(南伊豆町湊)では、地域のものづくりに触れるワークショップを実施した。マンサンダル作りとTシャツデザインの2班に分かれて制作に没頭。Tシャツデザインの講師を務めた「IZUBLUE」代表の高橋美和子さんは「大学生からたくさんの刺激を受け、新たな発見ができた。すてきな時間を過ごせた」と手応えを語る。

 宿泊先の「らいずや」(一条)では流しそうめんや弓ヶ浜周辺の地域資源を巡るレクリエーションで町民と親睦を深めたほか、13日に伊浜漁港で開かれた「第8回トコリンピック」では競技への出場や会場運営をサポートした。

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