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南伊豆町に「ここいな」 首都圏の学生たちと地域をつなぐ古民家拠点

「ここいな」オープン式典での集合写真

「ここいな」オープン式典での集合写真

 南伊豆町に通う首都圏の大学生たちと地域住民が交流する古民家拠点「ここいな」(南伊豆町上賀茂)が8月4日にオープンし、安全祈願祭と式典が開かれた。岡部克仁町長や地域住民、行政関係者、運営に携わる大学生ら約30人が出席した。

「ここいな」施設内の様子(関連画像9枚)

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 同拠点を運営するのは、早稲田大学の登録サークル「田舎留学プロジェクト」。南伊豆町では高校卒業後に多くの若者が進学や就職で町外へ離れるため、若い世代との継続的な関係づくりが課題となっていた。同プロジェクトは2023年に発足し、現在は「南伊豆町長特命プロジェクト」として活動。首都圏の大学生が約1週間滞在してDIYや農作業、小中学生へのキャリア教育に取り組む「つながる田舎留学」などを展開している。2025年秋のプログラムでは、参加した大学生24人のうち約半数が終了後2カ月以内に自主再訪するなど、関係人口の創出につなげている。

 「ここいな」は、「住まずともまちの一員」をコンセプトに古民家を整備した施設。学生が「ただいま」と帰れる「家」であるとともに、地域住民や町外の学生が日常的に集う交流拠点を目指す。名称には、田舎留学の「いな」、早「稲」田大学の「いな」、「ここ、いいな」と感じてほしい思い、「ここに、いな(居な)」と滞在を促す4つの意味を込めた。

 式典では、同プロジェクト運営局長の河本結生さんが「学生だけでなく地域の人にも気軽に立ち寄ってもらえる場所にしたい」とあいさつ。神事やテープカットが行われた。

 岡部町長は「これまでは学生が帰る場所がなかった。『ここいな』が交流の拠点となり、学生と地域が継続的につながるふるさとのような存在になれば」と期待を込めた。

 今後は滞在プログラムの活動拠点とするほか、地域住民との交流事業を展開する。8月12日・13日には小中学生を対象とした「てらこや大学」を開講。12日はドライアイスを使った科学実験教室、13日は現役大学生に相談できる「なんでも質問会」を行う。

 河本さんは「学生と地域が日常的につながることで、新しい挑戦や交流が生まれる場所にしたい。ここいなをきっかけに、『住まずともまちの一員』として南伊豆に関わる人を増やしていければ」と意欲を見せる。

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