子どもたちがジビエ食材に触れ、鳥獣被害や命の大切さを考える体験型講座「作って食べて学ぶ! ジビエバーガー体験教室」が7月30日、河津桜観光交流館(河津町笹原)で開かれた。
下田青年会議所が主催した同講座。子どもたちに、地域で発生している鳥獣被害の現状や命の大切さについて学んでもらい、地域資源の活用について考えてもらう目的で企画した。当日は約30人の小中学生と保護者たちが集まった。
第1部では、地域で活動する猟師の大久保里咲さんが講師を務め、山と人里の環境変化や鳥獣被害の現状、捕獲した動物を「地域の宝」として活用する取り組みについて解説した。
第2部では、地元食材やジビエを活用したハンバーガー作りを実施。長年地元で弁当や仕出し料理を手がけてきた「クックランド」や静岡県立下田高校南伊豆分校などの協力を得て、参加者は鹿肉やイノシシ肉のパティ、野菜などを用いてオリジナルのジビエバーガーを調理し、試食した。
参加した子どもたちからは「ジビエを初めて食べたけれど、臭みがなくておいしかった」「鹿肉とイノシシ肉の味の違いが分かった」などの感想が聞かれた。
同会議所会員交流委員会の甲賀龍太委員長は「地域の課題を知るだけでなく、実際に調理して食べる体験を通じて、命の大切さや地域資源としての活用の意味を感じてもらいたかった。地域で起きていることに興味を持ち、自分たちの暮らす地域について考えるきっかけとなり、子どもたちの学びや成長につながれば」と話す。