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西伊豆町で「環境保全」テーマにモニターツアー 海や山の事業現場を体験

山林での自伐型林業や森林保全の現場見学の様子

山林での自伐型林業や森林保全の現場見学の様子

 西伊豆町で7月13日・14日の1泊2日、企業のサステナビリティー担当者や研究者を対象とした「西伊豆町ネイチャーポジティブ事業・実証モニターツアー」が開催され、企業担当者や研究者ら9人が参加した。同町と一般社団法人「フィッシャーマン・ジャパン」が企画・運営し、地域の自然環境保全と持続可能な経済活動の循環モデル構築を目指す試み。

釣り体験の様子(関連画像13枚)

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 同町では「ツッテ西伊豆」「海釣りGO」など、海業の推進で注目を集める一方、海水温の上昇や磯焼けによる藻場の減少など、自然環境の課題に直面している。運営を担うフィッシャーマン・ジャパンの安達日向子さんは「環境保全には地域外のパートナーや継続的な協力が必要。企業のサステナビリティー担当者や研究者を巻き込んだ仲間づくりを目的にツアーを企画した」と説明する。

 ツアーでは、山・地質・海の生態系のつながりを学ぶプログラムを実施。初日は町役場でのレクチャー後、丸高ティーティーの高橋幸村社長の案内で山林を歩き、自伐型林業や森林保全の現場を見学した。堂ヶ島では伊豆半島ジオガイド協会の仲田慶枝会長から地質構造を学んだ後、地元の鹿肉や魚介を使った料理を囲み意見交換を行った。

 2日目は西伊豆漁協で、水産業の現状や釣り場予約システム「海釣りGO」、ウツボやアイゴ、ブダイといった漁業に害を与えてしまう魚をゲーム感覚で駆除する食害魚ハンティングの仕組みを学習。駆除したウニを砕いて釣り餌(コマセ)に加工する実証実験も兼ねた「海釣りGO」での釣り体験も行った。その後、釣った魚を買い取り地域通貨で還元する「ツッテ西伊豆」の流通システムに関するレクチャーを受け、今後の協働に向けた意見交換で締めくくった。

 参加者からは「西伊豆の海や山の現状を直接聞ける機会になり勉強になった」「何か一緒に取り組めることがあれば、ぜひ協力したい」などの声が聞かれた。

 安達さんは「企業が仕事として地域に関わることで大きな経済的・環境的インパクトが生まれる。企業との協働モデルをナレッジ化し、地域に還元していきたい」と意欲を見せる。

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