伝統ある街並みと秋の文化イベントを結ぶ「松崎アートフェスティバル 2026〜松崎がアートに染まる秋〜」が10月17日、松崎町内で始まった。主催は松崎町観光協会。これまで町内各地で個別に開催されていた秋の企画を「アート・文化」のテーマで初めて一本化し、町外への魅力発信と新たなにぎわいの創出を目指す。
オープニングを飾った長八美術館のプロジェクションマッピング(関連画像12枚)
期間中、なまこ壁の街並みを舞台に「花飾り」「まち灯(あか)り」「秋祭り」など五感で楽しむプログラムを展開する。「まちかど花飾り」(11月8日まで)では、かつて暮らしの中で使われていた農具や桶(おけ)に花を生けた「古民具の花飾り」約100点が街並みを彩る。無料休憩所「伊豆文邸」での「花で飾る着物展示」のほか、コケ玉制作体験(10月25日、要参加費)などの体験企画も用意する。
夜間には「松崎まち灯り」(10月30日まで、18時〜20時30分)として、なまこ壁通りや伊那下神社など町内10カ所のスポットを行灯(あんどん)や和傘の明かりでライトアップする。11月2日・3日には町の伝統文化を体感できる「秋祭り」が開かれ、山車や太鼓台が町内を練り歩くほか、各神社で伝統の舞「三番叟(さんばそう)」を奉納する。
初日の10月17日夜には、伊豆の長八美術館(松崎町松崎)でオープニングセレモニーを開いた。同館の建物に映像を投影するプロジェクションマッピングが2年ぶりに復活し、休止中の噴水を生かしたLED演出とともに来場者を楽しませたほか、会場では「さくら葉お汁粉(しるこ)」も振る舞った。
同協会の依田貴文さんは「セレモニーでは来場者から『夜の街並みがきれい』など好評の声が寄せられた。今後はマルシェやアーティストとの連携など、さらに内容を広げてより魅力的なイベントへと育てていきたい」と意気込む。
11月8日まで(企画により開催日時が異なる)。観覧無料(一部体験は有料)。