焼きたてパンと手作りの総菜をそろえる店「IZUSORA(イズソラ)」が6月1日、ショッピングセンター「下田とうきゅう」(下田市東本郷)1階にグランドオープンした。
「イズソラ」店内の様子(写真提供=クックランド)(関連画像5枚)
長年地元で弁当や仕出し料理を手がけてきた「クックランド」(吉佐美)による新店舗。店内で焼き上げる国産小麦100%のパンを中心に、バラエティー豊かな商品を取りそろえる。「北海道こしあんぱん」(210円)や「くるみチーズ」(260円)などの定番のほか、隣町・松崎町特産のクワの葉や桜葉を生地に練り込んだメロンパンなど、伊豆の恵みを生かしたユニークなパンも並べる。
同店では、おにぎりや総菜も販売。地元の塩を使い、注文を受けてからふっくらと握るおにぎりは、「金目鯛(きんめだい)味噌(みそ)焼き」(350円)、「しらすネギ」(280円)、「銀鮭(じゃけ)たっぷり」(330円)の3種類を用意。総菜は「シンプルで優しい味付け」にこだわり、「家庭の食卓の隙間を埋める存在を目指す」という。
同店には、同社がこれまで開発してきたご当地色あふれる加工食品も一堂にそろえる。地元の漁師から直接買い取った未利用魚を特製のみそ焼きにして真空冷凍したパックをはじめ、「キンメコロッケ」「堂ヶ島イカ墨黒焼きそば」「ウツボスナック」など、バラエティー豊かなラインアップが棚を彩る。
そうした背景について、遠藤一郎社長は「この店は当社のショールームのような存在で、地域食材の発信基地となることを目指している。一次産業の発展こそが地域の発展だと考え、さまざまな商品の開発に挑んできた。ここに並ぶ商品がヒントとなって、新たな食材の発掘につながれば」と思いを語る。遠藤社長の「一押し」は、青森県産リンゴ「ふじ」をトン単位で仕入れ、保存料に頼らず自社工場でじっくりと炊き上げて作る特製アップルパイだという。
遠藤社長は「これまで、後継者のいない地域の名店のレシピを買い取って後世につなぐ活動にも取り組んできた。周囲の飲食店と競合するのではなく、共存しながら地域と一緒に育っていく店を目指したい」と意欲を見せる。