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西伊豆「堂ヶ島サンセットイルミ」 全国屈指の夕日の名所に明かりをともす

イルミネーション内のフォトスポット

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 夕日の名所を10万球のイルミネーションで明かりをともす「堂ヶ島サンセットイルミ2025」が3月1日、堂ヶ島公園(西伊豆町仁科)で始まった。主催は西伊豆町観光協会で、初日には点灯式も行われた。

点灯ボタンを押す星野町長と塩澤観光協会会長(関連画像8枚)

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 「日本一の夕陽のまち」を宣言している西伊豆町。その中でも「日本の夕陽百選」にも認定されている夕日の名所・堂ヶ島での同イベントは今年で6回目。青色やオレンジ色を基調とした発光ダイオード(LED)を装飾し、街灯が少ない園内を明るく照らす。堂ヶ島公園内の芝生エリアを中心に、国の天然記念物に指定されている洞窟「天窓洞(てんそうどう)」を地上から見下ろすことができる遊歩道周辺まで装飾し、洞窟内の波音を聞きながらイルミネーションを楽しむこともできる。

 電飾の配色などイルミネーションのデザインは毎年少しずつ変化を加えているが、今回は同町で観光情報発信など町のPR活動に取り組む西伊豆町地域おこし協力隊の林脩太さんも会場デザイン設計に参加し、設営を手伝った。林さんは「西伊豆らしいデザインを意識しながらも、電飾の特性を生かせる装飾方法を模索した。来場者が写真を撮ってSNSに投稿したくなるようなデザインの工夫にもこだわり、アイデアを出した」と振り返る。

 点灯式では、星野淨晋西伊豆町長と同協会の塩澤一志会長が点灯ボタンを押すと同時にイルミネーションが点灯。会場内を明るく照らし、点灯式に集まった100人以上の参加者らから歓声と拍手が起きた。星野町長は「今日は気温も高く天候に恵まれた。河津桜は満開を迎えているようなので、ぜひそちらにも足を運んでもらいたい」と話した。「夜遊びに行くところが少ない西伊豆だが、イルミネーションを楽しみながら堂ヶ島を楽しんでもらえたら」とも。会場では、参加者らにタオルやキーホルダー、ご当地スナックなどの記念品などを配った。

 同協会の鷹野純也さんは「3月以降は堂ヶ島のトンボロが見頃を迎え、3月下旬~4月上旬は黄金崎のソメイヨシノが開花時期を迎えるなど、西伊豆ではゴールデンウイークにかけて見どころも増えていく。イルミネーションと併せて、町内観光を楽しんでほしい」と呼びかける。

 点灯時間は18時~21時。入場無料。小雨開催。5月6日まで。

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