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東伊豆の初夏を感じるホタル鑑賞 ちょうちんウオークや夜店広場も

夜店広場の様子

夜店広場の様子

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 数千匹のホタルが織りなす景色を楽しめる「ほたる鑑賞の夕べ」が5月29日~6月9日、大川竹ケ沢公園(東伊豆町大川)で開かれた。5月30日までは奈良本けやき公園(東伊豆町奈良本)でもホタル鑑賞イベントが行われ、東伊豆町の初夏を彩った。

育成募金と引き換えに貸し出されるちょうちん(関連画像8枚)

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 東伊豆町観光協会が主催する「ほたる鑑賞の夕べ」は今年で22回目。会場の大川竹ヶ沢公園は地元名士の旧庭園を修復した公園で、「静岡県のみずべ100選」にも選ばれた豊かな緑に囲まれた池を持つ。同イベントには、その池の水面に映り込むホタルの光が織りなす幻想的な光景を楽しみに、毎年、多くの観光客が訪れる。

 天城山脈の麓に位置する大川竹ヶ沢公園付近はワサビ栽培が盛んな場所でもあり、ホタルは、そのきれいな水をすみかとしている。地元住民らによる「ほたる育成会員」が育てた約5000匹の幼虫を毎年3月、地元の子どもたちと一緒に園内や周辺の川に放流する。

 イベント会場への移動には、伊豆大川駅と大川海岸の臨時駐車場から無料のシャトルバスを運行。バス降り場から3分ほど歩いた場所にある受付では、1口300円のホタル育成募金と引き換えにちょうちんを貸し出し、来場者たちはそのほのかな明かりを手に、大川竹ヶ沢公園の池から帰りのシャトルバス乗り場までつながる「ちょうちんウオーク」を楽しんだ。

 ちょうちんウオークの終点には、地元特産のワサビやミカンなどの農産物、焼き鳥、おもちゃの販売などの屋台が出てにぎわう「夜店広場」を展開。帰りのシャトルバスを待つホタル鑑賞客でにぎわった。

 東伊豆町観光協会の青嶋優太郎さんは「移住者である私は、伊豆に来て初めてホタルを見た。自然の中にある緑のトンネルを歩きながらホタルを見ることができる大川のホタル鑑賞に感動したのを今でも覚えている」と話す。

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