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「熱川台湾提灯プロジェクト」始まる 台湾東部沖地震被災者への応援も

台湾ちょうちんと見物客

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 約800個の台湾ちょうちんが温泉街を彩る「熱川台湾提灯(ちょうちん)プロジェクト」が4月6日、伊豆半島東海岸の「熱川温泉」(東伊豆町奈良本)で始まった。初日に行われた点灯式には、約3000人が集まった。

点灯式に駆けつけた地元のゆるキャラたち(関連画像7枚)

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 赤いちょうちんがレトロな街並みに広がる台湾の観光地・チウフェン(きゅうふん)をイメージして、台湾から取り寄せた約800個の台湾ちょうちんを熱川温泉の各所に飾る同プロジェクト。初日にはプロジェクトのスタートを記念して点灯式が行われた。カウントダウンのアナウンスとともに約800個のちょうちんの赤い光が熱川温泉を一斉に包み込むと、集まった参加者たちからはカメラ片手に歓声と拍手が起きた。

 点灯式では、4月3日に発生した台湾東部沖地震を受け、被災者への黙とうも捧げられた。さらに、被災地への応援メッセージや参加者の願いが記された80個の空飛ぶランタンが夜空を彩った。

 点灯式の前後には中華獅子舞の演舞や地元に伝わる熱川道灌太鼓の演奏、台湾料理をはじめとする屋台の出店、ミニ花火の打ち上げなど、さまざまな催しが行われた。

 東伊豆町観光産業課の太田さんは「熱川温泉の新たな可能性を感じた一日になった。この盛り上がりを今後も続けていきたい」と話す。「定期的に屋台の出店や街歩きイベントなど開催することで、普段から熱川温泉を街歩きするきっかけや空き店舗の活用につなげたい。夏に向けて台湾ちょうちんを400個追加する予定なので、今後も熱川温泉に注目してほしい」とも。

 点灯式に参加した20代女性は「本当に台湾の街並みを歩いているような感覚を熱川温泉で体験できた。魅力的な屋台や店が多く、回りきれなかったのが心残り。また開催してくれたら」と期待を寄せる。

 ちょうちんの点灯時間は18時~23時。点灯は通年行う。

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