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下田・稲生沢小6年の土屋海奏さん ノーヒットノーラン達成し個人特別表彰

松木市長(左)と記念撮影をする土屋海奏さん(中央)と飯田監督(右)

松木市長(左)と記念撮影をする土屋海奏さん(中央)と飯田監督(右)

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 下田市立稲生沢小学校(下田市立野)6年の土屋海奏(かなで)さんが2月19日、下田市役所を訪れ、昨年秋の試合でノーヒットノーランを達成したのを受けて「静岡県野球連盟評議員会」から個人表彰されたことを松木正一郎市長に報告した。

土屋さんの体格の良さに驚く松木市長(関連画像5枚)

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 同賞は毎年、静岡県野球連盟が県大会などで活躍した団体や個人に贈っているもの。土屋さんは昨年10月21日、「第21回JA共済トーナメント静岡県少年軟式野球大会」2回戦に河津ジャガーズの投手として出場し、富士市の松野ファイターズと対戦。相手チームを無安打無得点に抑えるノーヒットノーランを達成した。

 その功績が評価され、小学生ではただ一人の「優秀選手」として特別賞を受賞。近年では児童の身体を気遣って1試合70球とする球数制限が導入されており、小学生がノーヒットノーランを達成するのは困難になっている。

 土屋さんは小学1年生のときに、当時住んでいた河津町の学童野球チーム「河津ジャガーズ」に入団。6年生になった今では、球速105~110キロの球を投げる選手に成長した。小学3年生のときに隣町の下田市に引っ越したが、ジャガーズに在籍したまま野球を続けた。土曜・日曜を含めた週3回の練習に加え、試合前にはほぼ毎日のように河津町に通ったという。

 同試合で、チームは松野ファイターズに1-0で勝利。大会では3位に入賞した。今年でチームを卒業する土屋さんは「河津ジャガーズとして出場できる最後の大会なので『勝ちたい』という気持ちが強かった」と振り返る。

 特別賞受賞の知らせを受けた松木市長は、自身の野球少年時代の話も交えながら、土屋さんらと歓談。「可能性は無限大。これからまだまだ強くなっていってほしい」とエールを送った。

 同チームの監督・飯田佳男さんは「海奏くんは一言で言えば、ここぞというときに頼りになる選手。どう動けば勝てるのか、試合の勘が鋭い。これからも努力して良い選手に育ってほしい」と目を細める。

 土屋さんは「ノーヒットノーランもうれしいが、みんなで試合に勝ったことがうれしい。将来は甲子園に行ってみたい」と目を輝かせる。

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