下田の名所や歴史をテーマにしたデジタルゲームを子どもたちが制作するプロジェクト「下田クエスト」のキックオフミーティングが5月9日、道の駅「開国下田みなと」(下田市外ケ岡)で開かれた。下田市や河津町など賀茂地域から、小学1年~中学2年の18人が参加し、ゲーム完成に向けた活動をスタートした。
「下田クエスト」は、下田の地域資源を題材にしたゲームを約半年かけて制作するプロジェクト。ホームページ制作などを手がけ、プログラミング教室も運営する「スカイボックス デザイン&ネットワーク」(下田市二丁目)が主催する。子どもたちが下田の歴史や名所、自然などを調べ、それぞれが制作したゲームを最終的に一つの大きな作品として完成させる。
制作の基本ツールには、直感的なブロック操作で初心者でも扱いやすいプログラミング教材「Scratch(スクラッチ)」を使い、今後は「Minecraft」「Roblox」の活用も想定している。同社が用意するPCなどを使い、参加者は水曜・金曜・土曜の希望日に、同社が運営するプログラミング教室を訪れて制作を進める。プログラミングだけでなく、ゲーム内の音楽やナレーション、キャラクターデザインなども子どもたちが担当するという。
キックオフミーティングでは、同社代表の山本至誠さんが「下田は海や歴史、ジオサイトなど特色がたくさんある。下田を知らない人に魅力を伝え、地元の人にとっても改めて地域を知るきっかけになれば」と趣旨を説明。続いて行ったアイデア発表では、子どもたちから「RPGのようなゲームを作りたい」「偉人のシルエットクイズがあったら面白い」などの意見が活発に上がった。
ミーティング後には、同道の駅内にある「ハーバーミュージアム」を見学。下田の歴史を紹介するパネルや復元模型などを見ながら、ゲームの題材となる地域の歴史について理解を深めた。
今後は月1回程度、全員で集まってテストプレーを行うなど進捗(しんちょく)を共有し、12月の完成と発表会を目指す。完成したゲームは公式ホームページでも公開予定。山本さんは「できるだけ子どもたち自身でアイデアを出し合いながら進めてもらいたい。私はアドバイス役に徹する」と見守る姿勢を見せている。