東伊豆を中心に関係人口創出に取り組むNPO法人「ローカルデザインネットワーク」(東伊豆町稲取)が4月23日、オンラインイベント「なぜ、東伊豆に『通い続けてしまう』のか?」を開催した。登壇者を含め約25人が参加し、昨年度の活動報告と今後の展望が語られた。
同NPOは、町全体をオフィスに見立てる「まちまるごとオフィス」の企画・運営や、ワーケーション体験ツアーなど、都市と地域を繋ぐ活動に取り組んでいる。2025年度は「ウェルビーイング」をテーマに、キンメマラソンに合わせた交流拠点「ダイロク休憩所」の開設(6月)、町民と都市圏ワーカーが交流する「まちまるごとゴルフ大会」(10月)、講演イベント「女性がイノベーションを生む町で、女性活躍の鍵を探ろう!」(11月)などのイベントを開催した。
報告会はイベント参加者にもマイクを向けながら進行。11月のイベントに参加した女性は「ミカンの袋掛け体験を通じて、日常的に食べるミカンがどんな苦労を経て届くのか初めて知った。他の人にも話したくなる体験だった」と振り返った。
神奈川県からゴルフ大会に参加した男性からは「東伊豆の魅力が詰まった賞品を町民の方が辞退されるのが心苦しかった。対等な関係でありたいので、次回は自分たち参加者側からも地元の銘菓などを賞品として提供したい」など、交流をさらに深めるための提案も寄せられた。
イベント後半では、同NPOメンバーが「都市と地方を行き来する働き方・生き方」を紹介した後、2026年度の活動概要を発表した。本年度は、これまでの「都市から地方へ人を連れてくる」活動に加え、「地方から都市へ足を運ぶ」取り組みにも注力し、さらなる交流の活性化を目指すという。
活動に伴走する東伊豆町企画調整課・生涯活躍応援係の門前智美さんは、同NPOを「一緒に町の課題に取り組む仲間」と評価し、会の締めくくりには「東伊豆町は少し寄り道すると、魅力的な人に出会えたり、気分をリフレッシュできたりする場所。ぜひ訪れて、その魅力を体験してほしい」と参加者に呼びかけた。