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下田「ロロ黒船」が中学生考案の和菓子を販売 地元の波や花をモチーフに

下田「ロロ黒船」が中学生考案の和菓子を販売

下田「ロロ黒船」が中学生考案の和菓子を販売

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 伊豆急下田駅から徒歩8分の場所にある1969(昭和44)年創業の和菓子店「ロロ黒船」(下田市二丁目)が現在、下田中学校の生徒たちがデザインした和菓子を期間限定で販売している。

下田の海をモチーフにした「波打際」という和菓子も

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 下田中学校では昨年10月から「下田を味わうオリジナル和菓子を作って職人さんに提案しよう!」と題した授業を美術の時間に行っていた。この授業にはロロ黒船2代目で和菓子職人の山田勧さんも協力し、生徒たちの前で練り切りの実演を披露する時間も設けた。

 授業を経て2年生145人の生徒たちはそれぞれオリジナル和菓子のデザインを樹脂粘土で作成。山田さんが審査を行い、山下桃叶さんの「しだれ桃」、清野有花さんの「波打際」、山本千華子さんの「夜桜」、高橋真唯さんの「春らんまん」、紫崎結彩音さんの「下田あじさい」の5つを実際に店頭で販売するものとして選んだ。

 「みんなのクオリティーが高くてやりがいがあった」と山田さん。「時間が許せば全員の作品を採用したかった」とも。

 選ばれた生徒たちは「まさか自分の作品が選ばれるとは思わなかった」「実際に作ってもらえてうれしい」「自分の考えた作品が店頭に並ぶのは不思議な感じ」など、楽しそうに話す。

 店頭には、デザインの元となった樹脂粘土も展示している。来店した地元客からは「本物の和菓子に見える」「中学生が作ったとは思えない」など驚きの声が聞かれる。

 価格はいずれも1個320円。5種類のデザインの和菓子を毎日、各10個ずつ販売する。販売は1月31日まで。

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