東伊豆町・熱川と台湾・九フンの双方で現在、ゴールデンウイークに合わせて日台をつなぐ新たな観光景観を創出しようと、互いの地域名称が入ったちょうちんを点灯する取り組みが行われている。
この取り組みは、2025年10月1日に台湾・九フン商圏発展協会と友好協定を締結した「『熱川に、九?(ふん)が灯(とも)る。』まちづくり協議会」が進めているもの 。山あいに広がる明かり文化を持つ九フンと海辺の温泉地である熱川温泉が連携し、互いの地名が入ったちょうちんを掲げることで「次はもう一方の地を訪れたい」と思わせる回遊性の創出を目指している 。滞在時間の延長や周遊促進など、ナイトタイムエコノミーの活性化という側面からも期待が集まる 。
熱川温泉街では、3月にクラウドファンディングで整備された新スポット「提灯(ちょうちん)回廊」に、九フンから寄贈されたちょうちん約120個を掲出。昼は太平洋を望む開放的な景観、夜は幻想的な光に包まれる空間へと変貌し、温泉の湯けむりと相まって新たな「海×灯り×温泉」の景観を作り出している 。
一方、台湾の九フンでも熱川のちょうちん約150個が掲出されている 。『千と千尋の神隠し』のモデルともいわれる「阿妹茶樓(あめおちゃ)」がある竪崎路(けんざきろ)を中心に、にぎわいを見せる基山街(きさんがい)や軽便路(けいべんろ)付近まで展開 。日本の温泉地の光が九フンの夜景に新たな奥行きを与えている 。
同協議会の渡邊健司会長は「商?会が中?となり、地域の事業者と共に積み重ねてきた結果、温泉街に新たな?の流れが?まれ、空き店舗への新規出店など、具体的な変化にもつながり始めている。九フンを訪れた人が熱川に、熱川を訪れた人が九フンにと、互いに行き来したくなるような流れを作っていきたい」と意欲を見せる。
双方のちょうちんは7月末まで掲出予定。
※九フンの「フン」は正しくは「にんべんに分」