下田市は6月15日、海の環境保全の一環として、市内の海水浴場で回収した漂着ペットボトルを資源とする素材を活用したオリジナルポロシャツの販売を始めた。
ポロシャツ正面(左)、背面(右)(写真提供=下田市)(関連画像5枚)
10の海水浴場を持ち、夏の観光を主力産業の一つとする下田市では、海の豊かさを守るため官民でさまざまな取り組みが行われている。その中でも「下田ライフセービングクラブ」は1978(昭和53)年から、水辺の安全啓発活動とビーチクリーン活動に尽力。1995(平成7)年からはファッションブランド「SHIPS(シップス)」と協力し、海水浴客が自主的に参加しやすいビーチクリーンキャンペーンを展開してきた。
2022年からはその活動に、漂着ペットボトルを繊維へと生まれ変わらせるプロジェクト「UpDRIFT(アップドリフト)」に取り組む「豊島」(東京都千代田区)と下田市も参画。4者協働の「下田市海浜回収ペットボトルアップサイクルプロジェクト」が始動した。下田の海を訪れた海水浴客や地元住民、ライフセーバーの協力を得て回収したペットボトルを資源化・製品化することで、地域一体となって環境保全への意識を高めることを目指している。
今回販売するポロシャツは、2023年7月の初代ポロシャツ、2025年3月のエコバッグに続く第3弾プロダクト。昨年のビーチクリーンで回収した約80キロ(約4000本)の漂着ペットボトルを原料の一部として活用している。
ポロシャツとしては2作目となるが、前作のネイビー地から一転、今作は爽やかな白地を採用。前面の左胸にはサーフボードをあしらった青い「SHIMODA」のロゴをワンポイントで配置し、袖口にはこれまでのプロダクトにも用いられた下田の頭文字「S」といかりを組み合わせたマークのワッペンをあしらったミニマルな表情に仕上げた。一方で背面には、鮮やかな青と赤を基調に、ヤシの木や太陽、波、そして4匹のキンメダイをグラフィカルに描いた大胆なバックプリントを施している。下田市企画課の佐々木綾さんは「下田の魅力をより感じてもらえるよう、南国風のデザインとした」と説明し、「日常的に着やすいおしゃれなデザインに仕上がった。ぜひ下田の海の環境保全に共感していただき、普段着として長く愛用してもらえたら」と呼びかける。
商品は市企画課の窓口で販売するほか、近日中に、ふるさと納税の返礼品にも追加される予定。窓口での価格は4,000円。サイズはSSからXXXLまで7サイズ展開。窓口での購入時にはプラスチックによる海洋汚染を防ぐためのアクションを宣言する「下田マイエコ宣言」の提出を求める。