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自然食とカレーの店「Be HAPPY」1周年 南伊豆の食材を活用

店主の横山亜紀さん(右)とスタッフの宮北絵里奈さん(左)

店主の横山亜紀さん(右)とスタッフの宮北絵里奈さん(左)

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 南伊豆の移住者が自然食とカレーを提供するレストラン「Be HAPPY(ビーハッピー)」(南伊豆町下賀茂)が4月20日で1周年を迎えた。

地元食材を使ったカレー、玄米または白米から選ぶことができる(関連画像5枚)

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 店主の横山亜紀さんは大分県出身。大学卒業後、東京での印刷会社勤務を経て、ウェブデザイナーとして独立した。デザイナーの仕事と並行して、神奈川県川崎市内でオーガニック食品専門店とカフェを経営。自然豊かな場所を求めて大型犬のラブラドールを連れて度々遊びに来ていた縁から2年前、南伊豆町に移住。地元農家を通じた野菜や米の仕入れルートを確保するなどの開業準備を経て昨年4月、同店をオープンした。

 店名の「Be HAPPY」について横山さんは「今日の食が明日の私をつくる。毎日元気でおいしく『幸せを感じられますように』という願いを込めた」と話す。

 天窓から明るい日差しも差し込む店内には、テーブル13席とカウンター7席を備える。来店客は地元客と観光客がほぼ半々で、愛犬家の店主とスタッフを訪ねて犬を連れたリピート客でにぎわう日もあるという。

 メニューにはいずれも地元の食材を使う。カレーは「本格カレー」「えびと鶏のココナツカレー」(以上1,200円)、「ヴィーガンダルカレー」(1,100円)の3種類。いずれも副菜とサラダが付く。ご飯は地元農家が栽培する「大喜米」で、玄米または白米から選ぶことができる。オーガニックコーヒーまたは有機紅茶が付く「ハンバーグ定食」(1,650円)も人気だという。

 「自然栽培や有機栽培に取り組む地元農家から無農薬野菜を仕入れている。取れすぎた野菜や規格外で出荷しにくいサイズの野菜を、おいしい料理に変身させていきたい」と横山さん。「フードロス問題にも思いをはせながら、添加物に頼らない素材本来の自然のおいしさや体が喜ぶ食事を、観光客や地元のお客さまに味わってほしい」とも。

 店内では総菜の販売や弁当の予約も受け付けているほか、4月からは日曜限定で「ひもの定食」(1,200円)や「おかゆセット」(1,000円)を提供する朝営業も始めた。「欲しいときに健康的な食事が届けられるよう、これからもサービスを見直していきたい」と横山さん。

 営業時間は、木曜~土曜=11時~16時、日曜=8時~15時。

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