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下田「閃味処 料磨」が25周年 県外からのリピーターも多い和食料理店

「閃味処 料磨」店主の土屋修さん(左)と、店を共に切り盛りする妻の千春さん(右)

「閃味処 料磨」店主の土屋修さん(左)と、店を共に切り盛りする妻の千春さん(右)

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 下田出身の和食料理人が腕を振るう「閃味処 料磨(せんみどころ りょうま)」(下田市一丁目)が4月2日で25周年を迎えた。

「閃味処 料磨」外観(関連画像7枚)

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 店主の土屋修さんは下田出身。高校を卒業後の19歳で和食の道に進み、東京のホテルで修業した後、地元の和食店でさらに修業を積んだ。「地元の観光に貢献したい」という思いをかなえるため、28歳で同店を開いた。

 「閃味処」には、料理人の「ひらめき」を生かして客のリクエストにも柔軟に応えるという意味を込めた。「料磨」は季節ごとの食材を使って「料理の技を磨く」という意味に加え、幕末の土佐藩士・坂本龍馬にも由来する。下田は龍馬の飛躍の地として知られ、店の近くには龍馬ゆかりの「宝福寺」(一丁目)もある

 開業当初は現在の店舗とは別の場所だったが、2005(平成17)年に現在の場所に移転した。土屋さんの友人でもある職人たちも改装に多く関わり、土屋さん自らも山から竹を切り出しての2階の天井リフォームを手がけた。

 席数は約30席で、個室1室を備える。店内では「お刺し身定食」(2,200円)、「伊勢海老(えび)丼」(3,520円)など、地元の食材を使った料理を主に提供している。コース料理(5,500円~、要予約)も受け付ける。

 「25年はあっという間だった。続けてこられたのは、地元の仲間やお客さまがあってこそ。一緒にここまで付いてきてくれた妻に感謝している」と土屋さん。店を共に切り盛りする妻の千春さんは「オープン当初に東京や横浜から来てくれたお客さまが、今でもリピーターとして来てくれる。多くの人の支えはもちろん、主人の人柄と料理があってこそ」と話す。

 同店は、昨年末の「賀茂グルメマルシェ」など地元の祭などにも積極的に参加している。現在は「下田縁日」と題し、店の前で年2回ほど出店もしている。「地元の人たちや移住者とのつながりを大切にしていきたい」と地元への思いを口にした。

 営業時間は、11時30分~14時、17時~22時。月曜定休。駐車場7台。

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