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南伊豆の古民家カフェ「カモチャヤ」が1周年 自家製野草茶でくつろぎを

カモチャヤ店主の西由紀子さん

カモチャヤ店主の西由紀子さん

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 古民家で野草茶カフェとランチの営業を行う「kamochaya(カモチャヤ)」(南伊豆町上賀茂)が4月3日で1周年を迎えた。

カモチャヤ外観(関連画像6枚)

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 店主の西由紀子さんは東京・吉祥寺で飲食店を経営していたが、自然豊かな環境とゆとりある暮らしを求めて伊豆への移住を決意。長年にわたり西伊豆や下田に遊びに来ていたこともあり、南伊豆の現在の物件を選んだ。

 移住後の2009(平成21)年には農業を始め、山の中で自然に触れる生活を送るうちに、クロモジやマタタビなど野草の魅力に引かれていった。道の駅での野草茶の販売を重ね、2023年4月、古民家を改装して実際に野草茶を提供するカフェとして同店を開いた。

 店名の「カモチャヤ」は、南伊豆町の中心地・下賀茂にほど近い上賀茂に店舗があることと、「賀茂地域の茶屋」という意味を重ねる。店舗前の青野川でのんびり泳ぐカモのイラストがカフェのシンボルになっている。

 趣きのある古民家の造りを残した建物は、木や竹を使った温かみのある雑貨や調度品をそろえ、「くつろげる空間に仕上げた」という。席数は30席で、テラス席からは四季折々の景色が楽しめる。オープンから1年たった今は、移住者と地元の人々との交流の場にもなっている。

 メニューにはクロモジ、マタタビ、ビワ、ゲットウなどの野草茶(各400円)に加え、おやき(250円)、ぜんざい(500円)などの軽食やデザートをそろえる。水曜限定で、大ぶりのシューマイ2個と総菜、デザート、野草茶をセットにしたランチセット(1,000円)も提供する。月1回程度のペースで、夜の時間帯にさまざまな料理とドリンクを1品500円で提供する「夜カモ」の営業も行っている。

 西さんは「30段ほどある入り口の階段を上るのが少し大変だが、近所の人や観光で来た人に野草茶を飲みながらのんびりくつろいでもらえれば」と話す。

 営業は日曜~水曜の10時~17時。駐車場10台。次回「夜カモ」は4月18日17時~。

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