食べる

南伊豆「海老しか勝たん」が刷新 地元食材使う横浜中華街仕込みのラーメン

「海老しか勝たん」店主の高木誠さん(中央)とスタッフの皆さん

「海老しか勝たん」店主の高木誠さん(中央)とスタッフの皆さん

  • 213

  •  

 エビをじっくり煮込んだ濃厚スープや伊豆牛チャーシューが特徴のラーメン店「海老(えび)しか勝たん」(南伊豆町下賀茂)がリニューアルオープンして、1月14日で1カ月となる。

インスタ映えすると評判の「伊勢海老ラーメン」

[広告]

 店主の高木誠さんは横浜中華街で10年間修業を積んだ後、赤坂や本厚木で中華居酒屋を営んでいた経歴を持つ。その頃から下田・白浜によく遊びに来ていたこともあり、自然豊かな場所での田舎暮らしに憧れ、3年前に南伊豆町に移住した。

 同店を最初にオープンしたのは移住してすぐの頃。古民家DIYをする傍ら、カフェバーとして使われていた物件を借り、主に予約制で自慢の中華料理の腕を振るっていた。古民家DIYが忙しく1年近く休業していたが、常連客からの声を受けて店を改装し、昨年12月14日、改めてオープンした。

 店名は移住前に耳にしていたはやり言葉を使ったもので、エビあんかけラーメンを食べた中華居酒屋の常連客が「エビしか勝たん」と褒めてくれたことに由来する。店内はカウンター6席のほか、まきストーブを囲んで少人数でくつろげるテーブルスペース7席も用意する。

 メニューには伊勢エビや伊豆牛など地域の食材を積極的に使う。エビをじっくり煮込んだスープに伊豆牛のチャーシューを添えた「海老ラーメン」(1,000円)や、中華料理の腕を生かして皮から手作りする「海老餃子(ギョーザ)」(600円)などのほか、伊勢エビを丸ごと1匹盛り付けた「伊勢海老ラーメン」(2,000円)が「インスタ映えすると評判」だという。

 ランチタイムは町役場の職員などでにぎわい、夜は中華居酒屋として地元住民や移住者の憩いの場となっている。帰省のタイミングで来店したという20代男性2人組は「濃厚ながらもあっさりとしたインパクトのあるスープ。本格的な味の店ができてうれしい。帰省の楽しみがまた一つ増えた」と喜ぶ。

 高木さんは「南伊豆町のグルメスポットとして、東京や神奈川から食べにきてくれるお客さまを増やしていきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~14時、18時~22時。火曜・水曜定休。駐車場4台。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース