松崎町内の数店舗の飲食店による屋台が毎週金曜に定期出店するフードマーケット「伊豆松崎 花の三聖市」が7月3日、道の駅「花の三聖苑伊豆松崎」(松崎町大沢)で始まった。移住者やUターン者が中心となり、「毎週金曜に三聖苑に行く」という新たな習慣をつくることを目指す。
「伊豆松崎 花の三聖市」で購入できる地元グルメ(関連画像7枚)
開催のきっかけは、「やきとり尾崎」店主で2024年に同町へ移住した尾崎純平さんが、同施設で火曜日に単独出店していたこと。そこへ客として訪れた「酉(とり)バル灯火」の木下琢磨さんと「1店舗でポツンと営業するよりも、地元の仲間で集まった方が場所を盛り上げられる」と意気投合したことから、交流のあった4事業者で定期開催する企画を立ち上げた。
会場の「花の三聖苑」は、広い敷地や芝生スペースなどを持ちながらも、平日はキャンピングカーの停泊やドライブ客のトイレ休憩など限定的な利用にとどまっていた。この資源を町の活性化のために有効活用したいと考えた尾崎さんたちは、施設管理者である一般財団法人「松崎町振興公社」へ企画書を提出し、開催の許可を得た。
出店するのは、焼き鳥を販売する「やきとり尾崎」、唐揚げやビールなどドリンクを販売する「酉バル灯火」に加え、松崎町でジビエを手がける「いいら!」と「WILD WEST」の4店。まずは気心の知れたメンバーでスモールスタートし、しっかりとした売り上げ実績や清掃や管理などの持続可能な運営体制を固めたうえで、趣旨に賛同する事業者を少しずつ増やしていく計画だという。
初日の3日はあいにくの空模様ながらも、地域住民を中心に地元グルメを買い求める人の姿が見られた。訪れた人たちからは「いつもは1店舗だけだったが、今日はにぎやかになっていてうれしい」「焼き鳥だけでなく、いろいろな選択肢があるのは選ぶ楽しみがある」など歓迎の声が聞かれた。
尾崎さんは「曜日を固定して続けることで、『金曜日は三聖苑で何か面白いことをやっている』という認知とライフスタイルを地域に定着させたい。地域の人たちの憩いの場になるのはもちろん、バイカーや観光客が立ち寄った際にも、地域の食と人に触れ合えるちょっとした楽しみの場所に育てていければ」と意欲を見せる。
開催は金曜の11時30分~15時。