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下田「ル・プティ・ファール」 仏大使館総料理長のカジュアルフレンチ店

ル・プティ・ファール店主で仏大使館公邸・総料理長のセバスチャン・マルタンさん

ル・プティ・ファール店主で仏大使館公邸・総料理長のセバスチャン・マルタンさん

 在日フランス大使館公邸総料理長が厨房を率いるカジュアルフレンチレストラン「Le Petit Phare(ル・プティ・ファール)」(下田市三丁目)が6月16日にオープンした。

ブルターニュのガレットロールやクレープに来場者は舌鼓を打った(関連画像15枚)

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 ペリーロードや大工町プレイスに近く、新店舗の出店が相次ぐ下田市三丁目にオープンした同店。現役の在日フランス大使館公邸総料理長が厨房を率いるとあり、早くも街の新たな注目スポットになっている。

 オーナーシェフを務めるのは、在日フランス大使館公邸総料理長を務めるセバスチャン・マルタンさん。フランス北西部ブルターニュ地方の港町サン・マロ出身のマルタンさんは、約10年前に初めて家族で下田を訪れた際、故郷の面影を残す美しい海や豊かな自然、歴史ある街並みに深く心を動かされたという。その後、市内柿崎に別荘を購入。東京と下田を行き来する二拠点生活を送りながら、スタッフや地元住民と共に念願の店舗作りに励んできた。

 フランス語で「小さな灯台」を意味する店名の通り、外観は灯台を模したたたずまいが特徴。元々の建物の梁(はり)や柱をそのまま生かした店内は、海に向けて開く鮮やかな青い窓枠が映え、ブルターニュ地方ゆかりの調度品や船の模型、漁具などもディスプレーしている。

 メニューは、下田産の新鮮な魚介類や旬の地元食材をふんだんに取り入れたカジュアルなフランス料理。アラカルトを中心に構成し、「地域住民が普段使いで気軽に立ち寄れる親しみやすい価格帯」に設定した。今後は、ブルターニュ地方の郷土料理であるガレットの提供や、かつて実家の両親が手がけていたという自家製パンの販売にも取り組んでいく予定だという。

 マルタンさんは「下田の素晴らしい食材と、私のルーツであるブルターニュの魂が出会う、素朴で温かい光に満ちた場所にしたい。小さな灯台のように、下田の街を優しく照らすことができたら」と意欲を見せる。

 建物の改修から開業までを支えた一人が、鈴木電器(東中)の鈴木勉さん。店舗整備着手から2年以上にわたり伴走し、耐震補強工事や行政との調整、自ら電気工事にも携わった。鈴木さんは「この店は外国語が飛び交う国際的な職場でもある。下田を愛する市内外の若者たちが、調理や語学などの能力を発揮できる場所になれば」と期待を寄せる。

 6月11日に開かれたオープニングパーティーには、地域住民や関係者らが多数駆けつけ、新たな門出をにぎやかに祝った。近隣で喫茶店を営む佐々木紀子さんは従業員たちを伴って訪れ、「工事中から関係者の皆さんがお茶や食事で利用してくれた。パーティーの日程もセバスチャンさん自ら知らせに来てくれた」と話す。

 席数は2階席を合わせて約40席。予算は3,000円程度~(飲み物代除く)。営業時間は12時~。閉店時間や定休日などはインスタグラムで知らせる。

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