東伊豆町稲取の旧稲取幼稚園を改修した複合施設「よりみち135」が4月25日、グランドオープンした。地域おこし協力隊の隊員3人と町企画調整課が連携し、子どもから高齢者まで誰もが無料で立ち寄れる多世代交流の場として整備した。
「よりみち135」の利活用を担当する柳瀬可奈子さん(関連画像10枚)
2023年3月に閉園した同園跡の活用として約3年前に構想がスタート。「より多くの人に親しまれる場所に」と2024年に行った愛称公募には83件の案が寄せられた。施設名は、敷地近くを走る国道135号にちなみ「国道から誰でも気軽に寄り道して訪れてほしい」という思いが込められている。
これまでもプレ期間として、コーヒースタンド営業や各種イベントで活用されてきたが、昨年夏から本格的な改修工事に着手。今回、待望のグランドオープンにこぎ着けた。
施設内は用途に応じた複数のゾーンで構成。入り口を入ってすぐの「よりみちラウンジ」には一面レゴブロックの壁があり、幼い子どもから小学生まで自由に遊ぶことができる空間となっている。隣接する畳の小上がりにはちゃぶ台を置き、世代を問わずくつろげる工夫が凝らす。
旧職員室を活用した「ワーク&スタディエリア」にはフリーデスクを備え、仕事や勉強の場としても利用可能。このほか、工作やリソグラフ印刷ができるラボ(印刷機は基本料金1,000円から利用可)、カフェエリア、遊戯室(2階)など、さまざまなゾーンを基本的に無料で開放している。
当初は年配者の利用が中心になると予想していたが、オープン後は放課後に訪れて宿題をしたり、友達とゲームを楽しんだりする小学生の姿も多く見られる。グランドオープンから数日で、早くも顔なじみになる子どもたちの姿も見られるという。かつて同園に通っていた地域住民からは「こんなにきれいになるなんて」という声も聞かれ、施設を通じて世代を超えた交流が生まれ始めている。
「多世代交流施設」をうたう同施設では、町民だけでなく観光客など町外からの利用も広く歓迎する。施設の利活用を担当する柳瀬可奈子さんは「まずはフラッと来てみてほしい。自分で何ができるかイメージを膨らませたり、友達とおしゃべりしながら『こんなことやってみたい』と話し合う場所として使ってもらえたら」と呼びかける。
開館は水曜~日曜の10時~17時。園庭駐車場(無料)あり。