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打楽器ユニット「フラワービート」が下田公演 キッチン用品を使った演奏も

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 打楽器アンサンブルユニット「フラワービート」が9月9日、下田市民文化会館(下田市四丁目)で「音で遊ぼう!」と題した音楽会を開き、約130人の参加者がさまざまな音を楽しんだ。

フライパンやしゃもじなど、キッチン用品での演奏も(関連画像6枚)

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 フラワービートは、打楽器奏者の山本晶子さんとピアニストで作曲家の小林真人さんを中心としたパーカッションユニット。本格的なクラシック音楽のみならず、フライパンやお玉などを打楽器に見立てて行う演奏や、身体をリズムよくたたいて音を出す「ボディーパーカッション」など、独創的な音楽パフォーマンスを繰り広げる。全国各地の学校や幼稚園・保育園で音楽鑑賞会を開いたり、教育現場での研修会も行っている。

 今回のコンサートは、市内の民間団体と行政機関と同市社会福祉協議会で構成する「下田子育て支援ネットワーク」が主催するイベント「下田わくわくパーク『これば!』」の一環で開いたもの。過去2回のフラワービートの下田公演が好評を博したことを受け、3回目の公演を行うことを決めた。

 この日の音楽会では、山本さんがマリンバを6本のマレット(先が球状のバチ)で演奏したり、小林さんが鍵盤ハーモニカとピアノを同時に演奏したりするなど、見た目にも楽しい音楽で会場を沸かせた。さらにドラマーで編曲家の五味俊也さんも加わり、しゃもじやフライパンなどのキッチン用品を使った演奏では、3人で息ぴったりのパフォーマンスを披露した。

 参加者は演奏を聴くだけでなく、ボディーパーカッション体験や、紙コップやチラシを使ってのリズム演奏、持参した「音の出る物」を使った合奏などで、思い思いの音を楽しんだ。アンコールでは「銀河鉄道999」や「アイドル」を演奏し、世代を超えて盛り上がった。

 フラワービート代表の山本さんは「楽器は高価な物に限らない。鍋やフライパンなど、何でも楽器になる。音を鳴らし、その音を楽しむことが音楽を好きになる最初の一歩だと思う」と話す。

 演奏会に訪れた小学生からは「いろいろなものを使っていろいろな音が出せて、とても楽しかった。また次回も聴きに来たい」という声が聞かれた。

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