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下田の高校生、着物や伝統細工技法で日本文化学ぶ アメリカ訪問に備えて

着物姿の下田高校の生徒たち、手には制作したヘアアクセサリーも

着物姿の下田高校の生徒たち、手には制作したヘアアクセサリーも

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 下田旧町内の「コミュニティスペース羽衣」(下田市二丁目)で11月26日、地元高校生を対象とした、着物の着付けと伝統技法を用いたヘアアクセサリー作りの体験講座が開かれた。主催したのは、地域の手仕事に出会う旅「CRAFTRIP」を展開する「myProduct」(東京都武蔵野市)。

着物姿でヘアアクセサリー作りに取り組む下田高校の生徒たち

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 講座は、来年に予定されている下田高校の生徒たちのニューポート市(アメリカロードアイランド州)訪問の事前研修の一つとして開いた。伝統文化を通じて海外に日本文化を伝えることを目的としている。ニューポート市は下田市の姉妹都市。

 講師を務めたのは「下田着物レンタル&ボディケア羽衣」(二丁目)を経営する武田歩さん。下田出身の武田さんは市内で美容室も経営している。

 当日は下田高校の高校生8人が参加。午前中に着物の着付けを体験し、昼食時には着物姿で下田市内を散策。午後も着物姿のまま「つまみ細工」と呼ばれる伝統技法を用いたヘアアクセサリー作りを体験した。

 鮮やかなつまみ細工作りを体験。参加した高校生たちは「普段着ることができない着物を着ることができて楽しかった」「ヘアアクセサリー作りは難しかったがかわいく出来上がったのでうれしい」と感想を述べた。普段着る機会がない着物姿や、制作したヘアアクセサリーを並べて笑顔で写真を撮影した。

 武田さんは「高校生に着物の魅力を伝えるため、体験してもらって楽しんでもらいたかった。このイベントが地域貢献になればうれしい」と話す。

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