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下田で「農ある暮らし」の体験ツアー 移住検討者が地域住民らと交流

「農ある暮らし」を提案する「伊豆下田お試し移住体験ツアー」

「農ある暮らし」を提案する「伊豆下田お試し移住体験ツアー」

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 「農ある暮らし」を提案する「伊豆下田お試し移住体験ツアー」が5月27日・28日に開かれ、移住に興味を持つ20~60代の参加者11人が下田の山間地域を中心に巡りながら先輩移住者たちとの交流を楽しんだ。

石窯ピザを食べながら地域住民と交流

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 企画したのは地域おこし協力隊・移住コーディネーター部門の野添裕紀さんと里山づくり部門の田中裕香さん。

 下田市では少子高齢化の進行とともに、耕作放棄地や高齢農家の増加が課題となっているが、一方で農業をしながらの田舎暮らしを希望する移住相談も多い。そこで「農ある暮らし」を体験できるツアーを企画して参加者を募ったところ、20~60代の11人が集まった。

 初日は農産物加工所「加増野(かぞうの)ポーレポーレ」(下田市加増野)で、田中さんからの半農半Xをテーマにしたトークセッションや、移住支援サポーター和田慧さん・瑞稀さん夫婦による移住体験談の後、石窯で焼いたピザを食べながら先輩移住者や地域住民と交流。2日目は空き家バンクツアーを行い、田中さんの果樹園では甘夏収穫を体験した。

 参加者からは「下田移住への後押しになった。可能なら年内に移住したい」「地域の人と直接話ができ、移住後のイメージを持つことができた」「他の移住希望者とも話せて良かった」などの声が聞かれた。

 企画した田中さんは「農業一本で生活するのは難しい部分もあるが、半自給的な『小さい農』を営みながら、自分に合った生活スタイルを見つけてほしい」と話す。

 野添さんは「今後も定期的に『半農半X』をテーマとした移住体験ツアーを開催していきたい」と意欲を見せる。

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