学ぶ・知る

わくわくさん扮する「ワックルはかせ」が下田に登場 工作通じてSDGs学ぶ

ワックルはかせ(写真中央)、助手のリコ(左)、工作原案者のヒダ・オサムさん(右)

ワックルはかせ(写真中央)、助手のリコ(左)、工作原案者のヒダ・オサムさん(右)

  • 16

  •  

 市制施行50周年を機にスタートした「下田市グローカルCITYプロジェクト」の一環で「楽しくつくってあそべる『ワックルはかせ』のワクワク工作教室」が3月25日、下田市民文化会館(下田市四丁目)で開催された。

「新聞紙のライフル」を作るワックルはかせ(関連画像5枚)

[広告]

 「ワックルはかせ」は「K&R Works」(白浜)が運営するプロジェクト。コロナ禍で疲弊する子どもたちを笑顔にしたいと、家にあるもので簡単に作れるおもちゃを紹介する知育工作図解のプリントを市内公共施設やコンビニエンスストアで配布していた。イベント開催は今回が初めて。

 「ワックルはかせ」の正体は、Eテレ「つくってあそぼ」で知られる「わくわくさん」こと久保田雅人さん。「ワックルはかせ」は久保田さんが挑戦する新しいキャラクターだという。舞台ではテレビ出演当時と変わらぬ口調で、子どもたちのみならず同番組で育った大人をも楽しませた。

 舞台構成は「できるかな」の造形指導担当で、「つくってあそぼ」の工作原案者のヒダ・オサムさん。助手のリコは、シンガー・ソングライターとして活躍している山田リイコさんが担当した。

 会場に集まった子どもたちは、「ワックルはかせ」と助手リコの楽しいおしゃべりや、新聞紙・輪ゴム・ティッシュ・割り箸などを使って作り出す「新聞紙のライフル」から弾が飛ぶ様子などに歓声を上げた。親子で行う工作の時間には、「はかせ」と助手リコが親子たちの間を回りながら、声をかけたり、アドバイスを行ったりした。

 ヒダさんは「ごみとして破棄されるものは、ごみではなく材料として使える、ということを考えながら工作してください」と、工作を通じて育むことができるSDGsの視点について子どもたちに語りかけた。

 子育て支援センターで同イベントを知り来場したという母親は「子どもがこんなに工作に集中できるとは思ってなかった」とうれしそうに話す。

 知育工作図解は5月まで、毎月1枚発行している。「ワックルはかせ研究所」のホームページからダウンロードも可能。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース