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下田芸者・山口さんがビューティージャパン支部大会グランプリ 全国大会へ

「Beauty Japan FUJIYAMA/EAST 2026」でグランプリを獲得した山口久恵さん

「Beauty Japan FUJIYAMA/EAST 2026」でグランプリを獲得した山口久恵さん

 女性のキャリアや生き方の美しさを競うコンテスト「Beauty Japan(ビューティージャパン)」のエリア大会「Beauty Japan FUJIYAMA/EAST 2026」が6月26日に三島市内で開かれ、下田市から出場した山口久恵さんが見事グランプリを獲得し、全国大会への切符を手にした。

「Beauty Japan FUJIYAMA/EAST 2026」グランプリトロフィー(関連画像4枚)

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 同コンテストは、従来の身長や容姿などの「外見の美しさ」を競う一般的なミスコンとは一線を画すコンセプトが特徴。社会で活躍する女性の発掘・支援を目的とし、これまでのキャリアやこれからの生き方、社会的使命感、表現力といった「内面の美しさや行動力」を総合的に審査する。今回は2人の女性が下田から初めてエントリーし、地域の新しい挑戦として注目を集めていた。

 グランプリに輝いた山口さんは、川端康成の短編小説「伊豆の踊子」にも登場する建物を使ったゲストハウス「甲州屋」を営む傍ら、下田芸者「桝家姫乃」としても活動。宿で宿泊客を迎え、芸を通じて街の歴史や温かさに触れる山口さんだが、下田芸者の世界は後継者問題や仕事の減少といった厳しい現実に直面している。さらに、さまざまな旅人や地域の人たちの交流拠点となっていた「甲州屋」が、奇しくも全国大会と同時期の今年11月で、その歴史の幕を閉じることが決まっている。

 「文化を守りたい。でも、維持するだけでは届かない」という葛藤の中、山口さんは伝統をただ守るだけでなく、人とつながることで新しく生き続ける文化へアップデートしようと、今回の舞台への挑戦を決意。地域の伝統と文化を語り継ぐ覚悟とプレゼンテーションでの表現力が高く評価され、グランプリのほか、特別賞の「マジイイッ!賞」「Most Wellbeing賞(ニュー熱川プリンスホテル賞)」「Piyo Award賞(のりぴよ賞)」も射止める圧倒的な評価を受けた。

 もう一人の挑戦者である軸屋ほのかさんは、放課後等デイサービスの職員として働く傍ら、市内の複合施設「kazemachi shimoda(風まち下田)」にもスタッフとして携わっている。コンテストを通じて「もっと好きに、もっと自由に、誰もが自分の人生を心から楽しんで生きていい」というメッセージを等身大の姿で発信し、大会を通じて自身の活動の幅を広げる大きな一歩を踏み出した。

 見事全国への切符をつかんだ山口さんは「下田芸者と下田の文化の魅力を、より多くの方々に知っていただけるよう、全国大会の舞台で精いっぱい挑戦し、その発信の機会をつかみ取りたい」と、全国大会に向けて力強く意気込みを語る。

 全国大会は11月12日、「横浜BUNTAI」(横浜市中区)で開催される。

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