水難事故を想定した「着衣水泳体験会」が7月12日、敷根公園(下田市敷根)の屋内温水プールで行われた。下田市内の小学1~4年生の児童10人が参加し、水遊びが増える季節に備え、不意に落水したときの対処法を学んだ。
同教室は、下田市振興公社のスタッフが講師を務める特別教室として20年以上前から継続されている。当初は自主運営のスイミングスクール内での実施だったが、コロナ禍を経て、2025年度からは一般公募の形で開催している。
当日は、児童が水着の上に長袖シャツと長ズボンを着用し、きれいに洗った靴を履いた状態で水に入った。普段の泳ぎとの違いを体感した後、靴や衣服に含まれる空気の浮力を利用して「浮いて待つ」練習を実施。空のペットボトルを抱えて浮き身を保つ方法のほか、数人でクーラーボックスにつかまって救助を待つ訓練など、身近な道具を活用した対処法を実践した。
教室の後半では、救助用にペットボトルを投げるコツや、着衣での長時間の浮き身にも挑戦。講師のスタッフは「もし溺れている人を見かけても、絶対に水に入って助けようとせず、まずは大人を呼ぶことが一番大切」と事故防止の注意点を伝えた。
体験を終えた児童は「ぬれた服で動くのは動きにくい」と振り返った。参加した児童の保護者は「昨年に続き2回目の参加だが、大事な体験。来年もあれば参加させたい」と話していた。