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ところてん早食い世界一を競う「トコリンピック」 流しところてんつかみも

トコリンピック参加者全員で集合写真

トコリンピック参加者全員で集合写真

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 ところてん早食い世界一を決める「トコリンピック世界大会」が9月29日、伊浜漁港(南伊豆町伊浜)で開かれた。県内外から60人が参加し、伊浜特産のテングサで作られたところてんの早食いで白熱した戦いを繰り広げた。

ところてん早食い総合1位百瀬恒史さん(関連画像5枚)

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 「伊浜を盛り上げることをみんなでやろう」と始めた同イベントは今年で6回目。今年は3人1組で行う「流しところてんつかみ」と、決められた量のところてんの完食までの時間を競う「ところてん早食い競争」の2種目を行った。

 ところてんつかみは、流しそうめんのように流れてくるところてんを箸でつかみ、その総量を競うもの。優勝したチームの参加者は「初出場だが、ところてんを流してくれる人のやり方が良かった。それが秘策」と喜びを語った。

 早食い競争はトーナメント方式で行った。三杯酢で味付けした150グラムのところてん1杯をいかに早く完食するかを競うが、むせて吹き出してしまったらペナルティーで1杯追加となるルールのため、慎重に食べ進める参加者の姿も見られた。総合の部の決勝戦では、ところてんの数を2杯に増やした。

 総合の部で優勝した百瀬恒史さんは「昨年の優勝者が今年は出場していなかった。優勝はいったん預かったものだと思っている」とライバルの復活を望んだ。女子の部3年連続1位の齋藤昌子さんは「割り箸を割らずに使う。スタートしたら、一気に箸でかき込む。吸うとむせるので一気に飲み込む」と、ところてん早食いのコツを語った。

 主催する「伊浜躍進の会」の斎藤和宏会長は「テングサを採る船も伊浜に1槽しかない。かなり深くまで潜らないと採れなくなってきており、唯一免許を持っている人も高齢になってきている。いつまでテングサが採れるか分からないが、来年もトコリンピックを開催できたら」と意欲を見せる。

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