食べる

南伊豆町のインド家庭料理の店「南豆亭」が移転 築101年の古民家を活用

「南豆亭」新店舗の外観

「南豆亭」新店舗の外観

  • 0

  •  

 南伊豆町と首都圏との2拠生活者が営業するインド家庭料理の店「南豆亭」(南伊豆町二條)が3月15日、南伊豆町二條の古民家に移転して再オープンした。

「南豆亭」店主の日置雅子さん(関連画像9枚)

[広告]

 南伊豆町商工会のチャレンジショップ制度で経験を積み、3年前に新店舗まで車で10分ほどの南伊豆下小野で開業した同店。店主の日置雅子さんは神奈川県川崎市に自宅があるが、町の「長期お試し移住制度」を利用しながら、週末に同店の営業を続けてきた。東京で仕事をしていた頃に趣味で通い始めたタイ料理教室でスパイスに興味を持ち、それが高じてインド料理を学び、インド家庭料理店の開店に至った。週末には夫も、店の手伝いのため川崎から訪れるなどしているという。

 「いずれは自分の店を持ちたい」と考えた日置さんは2024年夏、町の空き家バンクで見つけた築101年の古民家を購入し、移転に向けて改修工事を始めた。旧店舗での営業は2024年12月に終了し、以降、下賀茂熱帯植物園の駐車場で、キッチンカーでの週末営業を続けてきた。

 新店舗は椅子とテーブルの席に加え、古民家の雰囲気を生かした和室や掘りごたつの席も用意。席数は旧店舗の20席から30席に増えた。

 日置さんが提供できるインド家庭料理のレシピは約50種類。その中から週替わりで定番のチキンカレーを含め3種類のカレーと5種類のサイドメニューを組み合わせ、「カレー1種盛」(800円)、「カレー2種盛」(1,000円)、「カレー3種盛」(1,200円)を軸としたメニューを提供する。移転オープンに伴い、カレー3種盛りにチキンティッカやスパイスエッグなどのサイドメニューをのせた「南豆亭スペシャル」(1,500円)をメニューに追加した。

 「カレーは辛さ控えめなので、子どもからシニアまで楽しめる。何度食べても飽きずにおいしく、体に優しい料理を作ることを心がけている」と話す日置さん。「食材や季節によってスパイスを調整し、南伊豆の新鮮な野菜の素材を引き立てたインドの家庭料理を楽しんでほしい」と呼びかける。

 営業は移転前と変わらず、金曜~日曜の11時30分~17時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース