
揚げ物メニューを主軸とする飲食店「IZU AGEMONO STAND(イズアゲモノスタンド)」(東伊豆町稲取)が3月18日で2周年を迎える。それに先立ち2月14日、メニュー表を刷新したほか、キッズスペースを新設するなどのリニューアルを行った。
経営するのは、東伊豆と東京・渋谷を拠点に地方創生に取り組む「micro development」(稲取)。2024年に地元の温泉旅館「石花海(せのうみ)」(稲取)から事業譲渡を受けた。
店主の鈴木一毅(いつき)さんは、長野県からUターンした地元出身者。飲食店での勤務経験を持つ鈴木さんは「人としゃべるのが好き。Uターンして、稲取のアットホームな雰囲気の魅力を改めて感じた」と話す。
「気分を上げる揚げ物スタンド」がコンセプトの同店。今回のリニューアルではそのコンセプトに合わせ、「元気でポップな雰囲気にしたい」とメニュー表やウェブサイトを一新した。店内奥の小上がりにはキッズスペースも新設。「親子連れでも安心して入ってもらえればと考えた」と鈴木さん。
看板メニューは「唐揚げ&ぽてと」(850円)。味付けに東伊豆産ミカンを使った「フィッシュ&チップス」(1,000円)も人気だという。春季限定で「さくらタルタルバーガー ポテト付き」(850円)も販売。桜大根を用いたピンク色のタルタルソースで春を演出する。バンズには「すみんこカフェ」(稲取)の手作りベーグルを使う。
ドリンクの種類も豊富で、ソフトドリンク(250円~)のほか、東伊豆町産のクラフトビール「ムーンロード」(550円)などのほか、春季限定で「ストロベリーカクテル」(600円)も提供する。鈴木さんは「全ての商品がテイクアウト可能。宿泊先の部屋や、店のすぐ近くのサンライズテラスで海を見ながらなど、自由に楽しんでもらえれば」と話す。
「唐揚げ3個入り(しょうゆ味・塩味)」(500円)は、伊豆稲取駅内の「まちのレセプション『ようよう』」でも販売中。
鈴木さんは「IZU AGEMONO STANDが起点となって、稲取をもっと元気なエリアにしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~14時、15時~17時30分。火~木曜定休。駐車場あり。