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競泳・松本周也選手、国スポ自由形100メートル優勝で故郷・下田に凱旋

メダルを首にかける松本周也選手

メダルを首にかける松本周也選手

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 下田出身の競泳選手で短水路日本記録保持者でもある松本周也さんが10月8日、下田市役所河内庁舎を訪れ、松木正一郎市長と山田貞己教育長に、今年の国民スポーツ大会(旧国体)の自由形100メートルで優勝したことを報告した。

松本周也選手が獲得したメダルと賞状(関連画像5枚)

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 松本さんは、9月に佐賀で開催された「第78回国民スポーツ大会 SAGA2024 水泳競技大会」に出場。成年男子100メートル自由形で、48秒79の自己ベストで優勝した。もともと個人メドレーの選手だった松本さんだが、記録が伸び悩んでいた時期に基礎を固めようと自由形の練習を強化。結果、自由形の力もついたという。同大会では、個人メドレーとフリーリレーでも共に3位入賞を果たした。

 松本さんが水泳を始めたのは5歳のとき。友人の誘いで始めた水泳だったが、「どんどん泳げるようになって、タイムが縮まっていくのが楽しくなり」練習を続けていったという。小中学校と下田の学校に通い、高校は伊東高校に進学。高校3年のインターハイでは、個人メドレーで2冠達成。中京大学在学中にも100メートル個人メドレーで優勝するなど、さまざまな記録を打ち立てた。2022年にオーストラリアで開かれた世界短水路選手権では、短水路日本新記録を樹立した。

 今回報告に訪れた下田市役所は、松本さんの母校である稲生沢中学校を改修したもの。当時の面影を残す市役所に、松本さんは「とても懐かしい」と笑顔を見せた。松本さんの中学時代の校長だった山田教育長は、松本さんが中学時代の東海大会で優勝した際、他の選手がそれぞれのスイミングスクールのジャージーを着ている中、中学校のジャージーを着て表彰台に立ったというエピソードを披露。「飾らず謙虚。全く純粋素朴な生徒だった」と昔を懐かしんだ。

 松木市長は「下田の人たちは松本選手のことを応援している。みんなの誇り。もっともっと伸びて、オリンピックに出場してほしい」と激励した。松本さんは「日々成長できるよう練習に取り組み、次はオリンピックに行けるよう頑張っていきたい」と力を込めた。

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