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下田で「あじさい祭」 満開迎えて多くの人でにぎわう

満開を迎えた下田公園のあじさい

満開を迎えた下田公園のあじさい

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 下田で現在、毎年恒例の「第53回あじさい祭」が開催されている。メイン会場の下田公園(下田市三丁目)で6月14日、アジサイが満開を迎えた。

あじさいが密集して咲く群生地の風景(関連画像7枚)

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 6月の下田市の風物詩となっている同イベントには、日本一の数を誇る約15万株、300万輪ものアジサイを楽しみに例年、10万人以上が訪れる。今年も昨年とほぼ同時期に満開を迎え、色とりどりの花が来場客の目を楽しませている。

 小高い丘にある公園の中腹にある開国広場には、地元グルメや飲み物を提供する屋台が集う「ゆったりのんびり休憩所」を設ける。さらに広場から10分ほど上った山頂近くには、園内で最もアジサイが密集している群生地を眺めながら一息つける「あじさいカフェ」も出店。

 下田市観光協会事務局長の藤原徹佳さんは「梅雨の時期だが天気が良い日が多いこともあり、人出は例年以上の感触。アジア圏を中心に海外からのお客さまも多い」と話す。

 さらに下田の街なかでは、さまざまな連動企画も行われている。

 下田まち遺産にも指定される築170年の「なまこ壁の家 雑忠(さいちゅう)」では、祭り期間中の土曜・日曜、地域の作家や職人たちの作品が並ぶ展示販売会「あじさい開国でづくり市」を開く。ガラスアート、木工、陶芸、絵画などさまざまな作品が並ぶほか、「モクサコーヒー」(南伊豆町蝶ケ野)によるコーヒースタンドも出店する。

 観光MaaSデジタルサービス「伊豆navi」では、市街地を回るデジタルスタンプラリー「下田街歩きとあじさい祭」を実施。市内10カ所の観光スポットに用意したQRコードを読み込んでスタンプを集めると、ホテル宿泊券や土産物の詰め合わせなどが当たる抽選に参加できる。レンタカーやレンタサイクルを利用すると、さらに当選確率が上がるという。

 下田市内の宿泊施設や飲食店では「赤いかキャンペーン」が行われている。この時期ちょうど旬を迎えるアカイカ(ケンサキイカ)の料理や土産物を提供するもので、すしや刺し身といった定番メニューだけでなく、「アカイカのピリ辛サラダ」(焼肉ダイニングあ・うん)や「下田地キンメダイとアカイカのユッケ丼」(開国厨房なみなみ)などのオリジナルメニューを提供する店もある。

 藤原さんは「今年のアジサイは色が濃く見応えがある。関連イベントや食を楽しめる時期でもあるので、ぜひ多くの人に下田にお越し頂きたい」と呼びかける。

 6月30日まで。

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