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春の訪れ告げる20種類の桜 下田セントラルホテルが里山を独自に整備

花と緑とさくらの小径の風景

花と緑とさくらの小径の風景

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 下田の里山に約1万坪の敷地を持つ「下田セントラルホテル」(下田市相玉)の20種類・200本以上の桜が現在、宿泊客の目を楽しませている。

もともと山桜が多いホテル敷地内の風景(関連画像8枚)

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 もともと敷地内に山桜が多く自生していた同ホテルだったが、2022年からさまざまな種類の桜を植樹。野趣あふれるサトザクラ系の品種、伝統的なヒガン系の品種に加え、隣町・河津町発祥の「河津桜」や下田市白浜の生産者が普及に力を入れている「白浜伊古奈」など伊豆にゆかりのある品種も含め、15種類・62本の桜をそろえる「花と緑とさくらの小径(こみち)」を整備した。

 それぞれの桜の前にはQRコードを掲載したサインを立て、より詳しい情報を知りたい観覧客に詳細な情報を提供している。時期が合わず咲いていない桜については、スタッフが写真を見せながら解説するサービスも行っている。

 自生しているものと合わせると、同ホテル敷地内の桜の総数は20種類217本。2月から4月中旬にかけて早咲きのものから順番に咲き、訪れる人々に春の訪れを感じさせている。

 角田桂喜支配人は「四季折々の美しい花は、大自然の恵みのお裾分け。元ある環境を生かしながら整備し、訪れるお客さまに還元していきたい」と話す。「現在は宿泊客のみに公開しているが、今後は秋のアサギマダラチョウの飛来のように、市民や愛好家たちへ開放することを目指したい」とも。

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