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筑波大下田臨海実験センター一般公開 海洋研究に興味を持つ中高生ら集まる

柴小菊助教の研究紹介

柴小菊助教の研究紹介

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 筑波大学下田臨海実験センター(下田市鍋田)の施設が1月20日、4年ぶりに一般公開された。

谷口研究室からはお土産にウニの飾りが配られた(関連画像9枚)

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 2010(平成22)年、施設の活動や研究内容を知ってもらうことを目的に始まった同イベント。今回は、近隣市町の住民を中心に35人が参加した。

 前半は会議室で、教員が施設を紹介したり研究内容の講演を行ったりした。

 谷口俊介准教授は「普段はなかなか施設の内部を見る機会がなく、どのような事が行われているのかほとんど知られていない。今回の講話や見学で、施設に興味を持ってもらえれば」と一般公開に寄せる思いを話した。

 講演では、谷口准教授が「ウニから学ぶこと」と題してウニを用いた生物の細胞運命の決定に関わる研究内容を発表。柴小菊助教は「海の中のミクロの世界 鞭毛と繊毛」と題し、それらを持つ動物の生命機能に関わる研究や繊毛病について発表し、その中で「鞭毛や繊毛を構成するタンパク質の構造が美しく興味深いと思い研究を始めた」と研究者を志した経緯にも触れた。写真やCG動画を用いての講演は、参加者も興味深く耳を傾け、質問も多く上がった。

 後半は8人の教員や所属する学生が、3つの研究棟や飼育室をグループごとに案内。各研究室前の廊下には、研究内容の掲示や海洋生物を顕微鏡で見られるように展示しており、参加者たちは代わる代わる顕微鏡をのぞき込んだ。興味深げに教員に質問する姿も見られた。

 初めて親子で参加した市内在住の富田羊平さんは「自宅では趣味でさまざまな生き物を飼っていて、この施設にも興味があった。中学生の息子と一緒に参加できてうれしい」と話していた。息子の航太郎さん(中2)は「生物生態学に興味があり、将来は研究してみたい。平板動物が見られる顕微鏡の展示は、教科書で見ていた写真とは全然違う、はっきりとした見え方で面白かった」と話し、研究紹介をした学生にも積極的に質問した。

 下田高校2年の山口良さんは「魚に興味があり海洋系の学部に進みたい。講演で聞いた繊毛の働きに関心を持った。カブトクラゲの話では生命の進化の不思議を感じた」と話した。

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