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下田セントラルホテルでアサギマダラ観察会 九州から渡ってきたチョウも

アサギマダラを捕まえて観察する稲梓小学校の児童

アサギマダラを捕まえて観察する稲梓小学校の児童

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 「旅するチョウ」「渡りチョウ」として知られるアサギマダラの観察会が11月2日、下田セントラルホテル(下田市相玉)の一角にある「フジバカマ園」で開かれ、地元の小学生たちがチョウの捕獲やマーキングを行った。

チョウを自然に戻す前に、ペンで羽にマーキングを行った

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 アサギマダラは、一個体が生涯で最大2千キロも飛ぶといわれる「渡りチョウ」。体感温度が21度の生息しやすい場所を求めて、春夏は北、秋冬は南へと移動し、遠くは台湾まで海を渡る。現在では地域おこしのためにアサギマダラを誘致する動きが伊豆各地で見られ、チョウが好むフジバカマの植栽も進んでいる。

 観察会に参加したのは、授業で昆虫や季節の生き物について学んでいる稲梓小学校の3・4年生16人。「下田アサギマダラの会」の土屋茂会長がホテルと小学校をつなぎ、今回の課外授業が実現した。

 当日は汗ばむほどの陽気の中、児童たちはホテルのマイクロバスで現地に到着。担当スタッフから捕獲の方法を教わった後、それぞれ網を持ってチョウの捕獲にチャレンジした。

 人懐っこいアサギマダラをそっと網に入れた児童たちは、担当スタッフたちと共にペンで羽にマーキングを行い、再びチョウを自然に戻していった。

 児童たちからは「仲間と協力してアサギマダラを捕まえることができてうれしかった」「捕獲したチョウの羽に、九州でマーキングされた跡があって驚いた」などの感想が聞かれた。

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