見る・遊ぶ

「河津桜まつり」ほぼ見頃宣言 終了まで残り1週間

河津川沿いの桜並木

河津川沿いの桜並木

  • 0

  •  

 河津桜発祥の地である河津町で現在、「河津桜まつり」が盛況を迎えている。過去一番ともいわれるほど開花が遅れたが、ほぼ見頃となった3月最初の週末は多くの観光客でにぎわった。

桜テラスからの眺めを楽しむ観光客(関連画像9枚)

[広告]

 今年は2月の寒波の影響などで開花が遅れ、当初2月28日までの会期だった同イベントは、9日間延長されることになった。ここ1週間ほどは暖かい日が続き、一気に開花が進んだ。2月28日には河津町観光協会から、河津川沿い全域に「ほぼ見頃」宣言が発表され、発見から70年の節目を迎える河津桜原木は、同日に満開となった。

 3月最初の週末となった1日は今年一番の人出となり、約850本の桜が植えられた河津川沿いの遊歩道は行き交う観光客ですれ違うのも大変なほど混雑した。この日は風もなく天候に恵まれ、河津桜独特の濃いピンク色の桜をバックに家族で写真を撮ったり露店で食べ歩きをしたりと、思い思いに散策を楽しむ人たちの姿が見られた。

 河津川沿いにある踊り子温泉会館(河津町峰)の展望デッキ「桜テラス」は、2月28日まで予約制で懐石料理を提供していたが、3月1日からは一般開放され、9日までの10時~15時の時間帯は自由に利用できるようになった。この日は早速、地上4.5メートルからの眺めを求めて多くの観光客が訪れ、色づいた桜並木を鑑賞したり、写真に収めたりしていた。

 まつり期間中の18時~21時は桜並木のライトアップも行う。日没後もそれほど気温が下がらなかったこの日は、夜桜を楽しむ観光客も多く見られた。

 地元でわさび漬けなどの製造・販売を行い、まつり期間中は遊歩道に2つの露店を出店する「丸山園」(沢田)の土屋典之社長は「やっと見頃を迎え、川沿いの露店も活気づいてきた。桜まつりはこれからが最盛期」と意気込む。

 3月9日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース