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熱川バナナワニ園名物「大福ワニ」がフィギュア化 クレーンゲーム景品に

「大福ワニ」フィギュア

「大福ワニ」フィギュア

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 熱川バナナワニ園(東伊豆町奈良本)が2023年2月に販売開始し、「映えスイーツ」として人気を集めている「大福ワニ」が12月28日、景品用フィギュアとなって全国のゲームセンターに登場した。

手のひらサイズのフィギュアは全6種類

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 同園は1958(昭和33)年に開業した伊豆・熱川温泉にある動植物園。温泉熱を利用してワニの飼育や熱帯植物の栽培をしており、飼育しているワニの種類は日本一の15種約100頭。レッサーパンダや国内唯一となるアマゾンマナティーを観察することもできる。

 「大福ワニ」は、当時副園長だった神山浩子園長の発案で誕生したもの。地元の老舗和菓子店「花月製菓」の草大福にバナナを挟み、ワニがバナナをくわえている姿を表現した。SNS上での「すごいアイデア」「かわいくて食べられない」などの声から火がつき、期間限定のピンク色のワニがイチゴをくわえたものや、新たに園に迎えた希少な白ワニの名前が決まったことを記念した「大福白ワニ」などのバリエーションも生まれた。

 今回のフィギュアは、アミューズメント機器用景品を手がける「ブレイク」(東京都千代田区)との共同企画で生まれたもの。手のひらサイズでボールチェーン付きのフィギュアは、草大福、白大福、桜大福が、それぞれバナナとイチゴを頬張る計6種類を用意。

 今回のフィギュア化について、神山さんは「3月にXでバズった時にブレイク社から商品化の打診があった。当園が監修ということで何回も修正を重ね、やっと発売できることになった」と背景や苦労を明かす。

 同フィギュアは全国93店舗のタイトーステーションと、遠隔で遊べる「タイトーオンラインクレーン」の景品として取り扱われる。

 「質感など細部までこだわって実物に近いフィギュアができた。かわいくて食べられない大福をここまで再現できたのはうれしい」と話す神山さん。「北海道から鹿児島までの全国販売。フィギュアを手に取り、東伊豆に行ってみたいと思う人が増えれば、地域活性にもなる」と期待を込める。

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