伊豆下田経済新聞の2024年年間PV（ページビュー）ランキングは、沼津の人気ラーメン店「松福」が下田に進出したことを伝える記事だった。

PVランキング1位となった「松福」でラーメンと並び人気のチャーハン

　ランキングは今年1月1日から12月12日までに配信したヘッドラインニュース308本のPVを集計したもの。上位10本は以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 沼津の人気ラーメン店「松福」が下田に進出　20数年来の常連が出店（5/16）

2. 東京と下田を2時間で結ぶ直行船　地元経済団体の提案からトライアル運航（9/28）

3. 「河津桜まつり」が盛況　満開予想は2月18日（2/11）

4. 東海汽船が初の「伊豆松崎～東京」直行便　松崎新港で「大宴会」イベントも（6/5）

5. 南伊豆「海老しか勝たん」が刷新　地元食材使う横浜中華街仕込みのラーメン（1/12）

6. 東京と下田を結ぶ高速ジェット船を歓迎　日帰りで下田旅行を楽しむ人の姿も（11/29）

7. 下田に洋菓子店「パティスリー ポート・エス」　地元出身パティシエが開業（8/26）

8. 下田にスープ専門店「ブリス」　両親の生まれ故郷で開業（5/5）

9. 伊豆南エリアの海水浴場が間もなく海開き　8割超が水質ランク最高AA（7/9）

10. 下田で70年超の歴史を持つバーが全焼　再起懸けCFで支援呼びかけ（9/22）

　1位の「松福」の他にも、5位「海老しか勝たん」、7位「パティスリー ポート・エス」、8位「ブリス」など、地域の新店オープンを伝える記事が上位に並んだ。最近、伊豆南エリアでは新店オープンが続いている。下田市では「空き店舗等活用事業補助金」の利用希望が多く寄せられ、一時は申請受け付けをストップするほどだった。

　2位・4位・6位にランクインした、東京と伊豆を結ぶ直行便の話題も、その利便性とエンタメ性の高さから注目を集めた。今年はいずれもトライアル運航だったが、観光促進だけでなく防災の観点からも、今後の継続運航への期待が高まっている。

　10位には、近隣からのもらい火で全焼してしまったバー「ハーバーライト」が、再起を懸けてクラウドファンディング（以下CF）を立ち上げたことを伝える記事がランクインした。同CFはわずか数日で当初の目標金額300万円を達成し、12月10日の終了時点で334人から約540万円を集めるという、伊豆南エリアで過去最大規模のCFとなった。伊豆急下田駅すぐそばの新店舗予定地では現在、開店に向けた工事が着々と進められている。同店の再出発に期待したい。