暮らす・働く

下田市が「伊豆縦貫道50文字作文」募集 国土交通省への要望に反映

チラシを掲げる下田市建設課伊豆縦貫道係の鈴木寛大さん

チラシを掲げる下田市建設課伊豆縦貫道係の鈴木寛大さん

  • 0

  •  

 下田市建設課伊豆縦貫道係が現在、広く市民や観光客からの伊豆縦貫道に対する声や期待を聞く「伊豆縦貫道50文字作文」を募集している。

募集チラシ画像

[広告]

 伊豆縦貫道(正式名称=伊豆縦貫道自動車道)は、その名の通り伊豆半島の中央を縦に貫く自動車道で、伊豆半島の交通アクセスの悪さや渋滞を解消を目的とした、延長約60キロの道が構想されている。1980年代から長い年月をかけて徐々に事業や工事が進み、最近では2023年3月に河津下田道路(河津七滝IC~河津逆川IC)が開通。国土交通省沼津河川国道事務所は「河津七滝ICから河津逆川ICの所要時間は開通前に比べ約11分短縮した」と発表している。

 下田市をはじめ関係自治体では一日も早い伊豆縦貫道建設の進行を求め、国土交通省に対して定期的に要望を伝える機会を設けている。今回の作文は、広く市民や観光客の声を国交省に伝えたいと企画したもの。

 担当する同係の鈴木寛大さんは「地域の機運の盛り上がりを伝えるため、有識者を集めてのシンポジウムを開いてその模様を伝えるなどを重ねてきた。今回は趣向を変えて、地域に暮らす市民や遊びにくる観光客の声を直接届けたいと考えた」と話す。「市が2022年から行っている『しもだ健康川柳』に多くの応募が集まっているので、短い作文の形であれば気軽に参加してもらえると考えた」とも。集めた作文は、国交省への要望書に添えるという。

 「伊豆縦貫道ができて良かったこと」「今後の期待」「全線開通したときにやってみたいこと」など、伊豆縦貫道に対する気持ちをつづった50字程度の作文を募集する。締め切り後に選考を行い、市長賞・議長賞・教育長賞の3賞を選出し、入賞者には副賞としてQUOカード5,000円分を贈る。

 「50字なので、飾らずに率直な気持ちを書いてほしい」と鈴木さん。「下田によく来るという大阪の人からも作文が届いている。皆さんの作文は責任を持って国交省に届けるので、日本全国から多くの人に応募してほしい」と呼びかける。

 応募は、はがき、メール、ウェブフォームで受け付ける。締め切りは10月31日。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース