
全国から参加者が集まる「第9回ジビエ料理コンテスト」や静岡県賀茂農林事務所主催の「高校生による給食コンテスト」での下田高校(下田市蓮台寺)生活科学部の受賞を祝って3月27日、下田市役所河内庁舎で交流会が開かれた。
受賞を報告する下田高校生活科学部の生徒たち(関連画像14枚)
伊豆南エリア(賀茂地域)の高校の魅力向上に取り組む「高校魅力化推進会議」が主催した。同会議は、各高校や地元事業者と共に地域の課題を掘り起こし、高校生の研究課題などと結び付けた新たな取り組みの創出など、地元高校生の活躍の場を広げている。
「第9回ジビエ料理コンクール」では農林大臣賞と猟友会会長賞を、「高校生による給食コンテスト」では最優秀賞を受賞した同部。その活躍を知った地域住民からの「高校生たちをもてなして祝いたい」という声を受け、同会議が「生徒のさらなる学びや研究の機会にもなるように」と、さまざまな特産品生産者に呼びかけ、開催に至った。
当日は、生徒たちが各賞の受賞を報告。下田市地域振興課からは、同部の研究課題にもなった有害鳥獣問題の現状について説明があった。続いて、同会議が招いた特産品生産者が登壇。市内唯一の観光農園「なごみ果園」(下田市箕作)、市内唯一の茶畑を活用して開国下田紅茶を製造する「下田紅茶の会」(同市一丁目)、猟活動を行う「賀茂猟友会下田分会」が、それぞれの取り組みの歴史や魅力、抱える課題について紹介し、自慢の特産品を振る舞った。
下田高校生活科学部で部長を務める杉田柚果さんは「紅茶の開発に取り組みたいと考えていたので、話を聞くことができてとても良かった。今後も地域に密着した活動を続けていきたい」と抱負を語った。
同会議代表の楠山俊介さんは「地域の課題と高校生の研究で化学反応が起これば良い。子どもたちを主役にして、そのために地域の生産者とつなげるのが役目」と話す。同会議では、高校同士の交流と地域課題の解決、住民交流の活性化を目指した「まちなか学園祭(仮)」を秋ごろに開催することも企画しているという。