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町の魅力を感じて学ぶイベント「東伊豆魅力発見大学校」 静大生が企画

「東伊豆魅力発見大学校」準備の様子

「東伊豆魅力発見大学校」準備の様子

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 東伊豆町発祥の「雛(ひな)のつるし飾り」制作体験や町内の動物園予備校による飼育員体験などを通じて町の魅力を体感できるイベント「東伊豆魅力発見大学校」が3月9日、旧稲取幼稚園(東伊豆町稲取)で開かれる。

「東伊豆魅力発見大学校」イベントチラシ(関連画像6枚)

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 静岡大学地域創造学環で東伊豆町フィールドワークに参加する学生たちが企画した。学環は従来の学部を超えた学びの枠組み。同学環の学生は大学での学びとともに、1年次~3年次に特定の地域にフィールドワークを通じて関わり続ける。

 今回のイベントの目的について、同フィールドワークでリーダーを務める3年の池田康太さんは「これまで稲取中学や稲取高校の生徒たちと接する機会がいろいろとあったが、彼らに町の魅力を尋ねてもうまく答えられないことが多かった。子どもたちが地元の魅力に気付くには、地域の魅力的な大人たちや産業に触れる機会が必要だと考えた」と話す。

 同イベントでは全体を一つの学校に見立て、ひなのつるし飾りの制作体験に取り組む「図工」、伊豆半島ジオパークについて学ぶ「科学」、動物園予備校アニマルキーパーズカレッジ(白田)と一緒に動物飼育員体験を行う「生物」など計9つのワークショップやブースを用意する。

 「家庭科」では老舗和菓子店「花月製菓」(稲取)協力の下、イチゴ大福作り体験を行う。「地元のイチゴ農家・田村ファームを招いて、イチゴ栽培のこだわりや町での暮らし方も話してもらう。楽しみながら学びを得られるような場を目指している」と池田さん。

 中学生が伊豆地域の高校生たちの話を聞くことができるトークセッションや、高校生が全国の大学生とつながるオンラインオープンキャンパスなど、進路探求の機会も用意する。

 池田さんは「東伊豆に住んでいる人はもちろん、町外の人にも東伊豆の魅力を全身で感じられる機会になるはず。必ず楽しんでもらえると思うので、ぜひ足を運んでほしい」と呼びかける。

 開催時間は9時~14時。家庭科(イチゴ大福作り体験)と図工(ひなのつるし飾り制作体験)のみ、前日までにウェブフォームからの事前予約が必要。

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