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「目黒グリーン珈琲焙煎所」が東京から下田に Uターン焙煎士が空き家活用

店主の櫻井満さん=目黒グリーン珈琲焙煎所

店主の櫻井満さん=目黒グリーン珈琲焙煎所

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 伊豆急下田駅から徒歩8分、メインストリートのまいまい通りから入った宮前通り沿いに12月14日、「目黒グリーン珈琲(コーヒー)焙煎(ばいせん)所」(下田市二丁目)がオープンした。

東京から下田に移った「目黒グリーン珈琲焙煎所」自慢の焙煎機

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 店主の櫻井満さん(62)は河津町出身。下田北高校(現下田高校)卒業後、上京しサラリーマンをしていたが、57歳で退職。コーヒー焙煎所を営む友人の元で修業を積み、東京都目黒区内に自らもコーヒー焙煎所を開いた。店名にある「グリーン珈琲焙煎所」は、修業先からのれん分けだという。

 目黒区では4年ほど営業。店舗の契約満了に伴い移転を決意し、新天地として学生時代を過ごした下田を選んだ。

 店内に据えた焙煎機は5分ほどでいり上がるため、客に生豆を選んでもらってから焙煎することができる。

 テーブル・カウンター合わせて10席のイートイン・スペースも用意し、店内でハンドドリップコーヒーを楽しむこともできるようにする。「良いコーヒーを提供するため、飲食店だった空き店舗の内装を可能な限り生かしている」と櫻井さん。屋外の席にはリードフックも備え、ペットと一緒に立ち寄ることができるようにする。

 メニューは、「オリジナルブレンドコーヒー」(580円)のほか、「カフェオーレ」(650円)、「クラッシュゼリーアイスオーレ」(780円)などのアレンジコーヒーメニューも用意。「クラッシュゼリーは女性に人気」だという。

 コーヒー豆は100グラム単位で販売。約25種類の中から気に入った豆を選び、好みの焙煎具合にオーダーできる。

 来店していた地元客は「新しいコーヒーショップができると聞いていた。好みに合った味でとてもおいしかった。また来たい」と話していた。それを聞いた櫻井さんは「おいしいと言ってもらえるのが一番うれしい」と笑顔を見せる。

 営業時間は水曜~日曜の12時~18時(12月31日~1月4日は休み)。SNSやホームページで通信販売も行っている。

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